2010.06.13

ごぶさたしています

かれこれ二年近くも更新をさぼっていましたが、みなさん変わりなくお元気におすごしでしょうか。

この二年間、いろいろなことがありました。ブログを書くには公私ともに忙しすぎるというのは、ある意味ではありがたいことだったのかもしれません。ブログを書かなかった/書けなかったのには他にもいろいろな理由がありましたが、二年間の間、ブログ更新してくださいよ、もうやめちゃったの?、などとあちこちで声をかけてくれる方が思いの外多かったことは望外の喜びでした。そんなこともあり、また書こうかなと思いだしたところまではよかったのですが、それからまたしても数ヶ月、ようやくこうして新しい記事を書いています。何かにつけ始終ばたばたしているので、それほど頻繁に書くことはできないかと思いますが、またぼちぼちと書いていきます。よろしければおつきあいください。

200910132310あたりまえながら、ブログを更新しなかった二年間の食べ物話をぜんぶ紹介することはできないので、比較的最近はまっているものを二つだけ。一つめは、リストランテt.v.b(ティ・ヴォリオ・ベーネ)の二号店にあたる、Vineria (ヴィネリア) t.v.b.。一言でいってしまうと本家のカジュアル版なのだけど、夜中の三時まで気合いの入ったパスタを食べることのできる貴重なお店ということで、ちょこちょこおじゃましています。どのメニューもすばらしいんだけど、写真は僕のなかでは定番になっている、ウニと芽ネギのバベッティーニ(でよかったかな?)。絶品です。常時入れ替わるグラスワインのリストも面白く、これをシャンパーニュ→白→赤と上から順番に飲みすすめつつあれこれつまむ深夜のディナー、というのにはまっています。

200912272564もう一つはまっているのは、龍門の火鍋。龍門は京都市内何店もあるけど、僕がよく行くのは朝の5時までやっている三条の本店。麻婆豆腐や水牛麺(水煮牛肉(すいじゅうにゅうろう)の麺入りと思われ)などもおいしいんだけど、最近もっぱら食べるのがこの火鍋。ベースのスープが1200円で、あとは好きな具材を選ぶ仕組み。おすすめはなんといっても羊、これに限ります。具(というか薬味)として香菜がメニューには載っているんだけど、いつ行ってもないのが、いつか持参しようかと思うぐらい残念(笑)。でも大好きです。

そんなわけで、また少しずつ書いてきます。今後ともどうぞよろしくお願いしますね。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2008.07.18

最近の魚

P1120359うちは魚を買って帰ってくるのはもっぱら家人。写真は昨日少しだけ触れたKなみさんの辛い中華宴会の日に家人が大阪の百貨店で買って帰ってきた金目鯛。白身魚で辛い中華料理といわれても何にも思いつかなかったので(というか辛い中華で白身魚はないだろ、ふつう)、前日はいつもの蒸し物になった。その残りの切り身一切れと、一晩経っても目玉が透きとおっている頭を、薄味で煮物にしてみた。ぶりんぶりんでおいしい身もさることながら、とてもいいだしが出るんだな、これが。以前いただいたあこうの煮物を思い出して薄味で炊いてみたのだが正解。

P1120363P1120366なぜチビが魚を前にえらそうにしているかというと、この雲丹とよこわとネギトロ、チビのかかりつけの小児科の近くの魚屋さんから来たのである。チビの小児科というのがそもそも京都の中央市場の近くにあるから、ようは、市場の近くの魚屋さんから来たのである。ふだんは具合を悪くしたチビを連れていくから家人もゆっくり買い物をできないのだが(それでもかならずネギトロを買って帰ってくるが)、この日はアレルギーの検査に行っただけなのでチビもぴんぴん(それも肝心の小児科は休診だった)。で、家人も魚屋さんを満喫できたということらしい。そんなわけで土曜日の昼ごはんにネギトロ+雲丹相盛り丼(?)。
P1120370P1120372そうはいっても、雲丹はやっぱり軍艦でしょと思っている両親だから、ちょっとだけ軍艦巻きに。やっぱり雲丹と海苔、酢飯の相性は抜群だと思う。よこわも超厚切りで握りに。寿司屋ではできない贅沢である。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.07.16

今年の冷や汁

P1120281冷や汁のことはここでもちょこちょこ書いているが、今年もいつの間にか冷や汁の季節。写真は去年開眼した具だくさんの冷や汁。今年は、焼き魚、焼き茄子、豆腐、胡瓜、胡麻、茗荷が定番の具・トッピング。面倒でも、材料だけ準備しておいて、朝食べる直前に冷やしておいた吸い地に具を合わせたほうが断然おいしいと思う。

P1120320P1120283今年流行っているのは「甘い」冷や汁。甘い麦味噌に南瓜や玉ねぎなど甘みの出る野菜を合わせるのだ。右の写真で豆腐ともうひとつ、白っぽく見えているのは長芋。大きめに切った山芋が芯まで冷えているのがとてもおいしいのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.07.15

麦とろ2.0

P1120085P1120087羽釜を買ったころから、麦とろごはんはゆっくりがっつり朝ごはんをたべれる日の定番メニューの一つ。麦もいろいろ試してみていたのだが、これは!、と思うものが今ひとつなかった。スーパーでよく見かける米粒麦は食感が「改良」されすぎていて麦を食べている感じがあまりしないし、押し麦は水にけっこう長いこと浸しておかないと美味しくないし、そうしてもイタリア産の丸麦には負ける、でも麦とろ食べるのにイタリア産の麦ってどうよ、ネットで探すと丸麦も売っているのだが、何かのついででもなければ送料がもったいない、などなどと悩んでいたのだが、ふらっと入ったスーパーで「もち麦」なる商品を発見。パッケージの説明によると「もち麦」というのは麦のなかでも「もち性の品種」なのだそうだが、僕にしてみれば加工していない丸麦だというだけでありがたいということで早速購入。食べてみた感じも上々。そんなわけでうちの麦とろ2.0です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.04.07

香港

Sany0543去年の12月頃から慢性的に忙しくこのブログの更新もほったらかしでした。3月の中盤、これさえ終われば何とか……と思っていた仕事が終わったのですが、その後もバタバタ。その仕事とは4泊5日の香港出張。今回の用務先は香港大学でした。帰国からもう3週間以上経ってしまいましたが、そのときの話などぼちぼちと。

Sany0510Sany0513今回は関西初の便がとれなかったので、成田発18:20の便で。なので晩ごはん付き。いつものようにまずはレッド・アイを飲んで(笑)、晩ごはんにハンバーグ。ワインはJALではおなじみ(?)のベルジュラック、Les Chapelles: Bergerac NV。エビのサラダがなかなか美味しかったのが印象的。これだったら赤・白一本ずついけたね(笑)。

Sany0516一日目は飛行機がちょっと遅れて夜の11時ぐらいに空港に到着。空港で前回の北京でも一緒だった盟友H萬と待ち合わせがてらビールを一杯飲んで、ホテルに直行してそのままおやすみなさい。翌日は朝から香港大学にて会議。昼休みも大学の食堂で。僕が食べたのは写真の丼。頼んだものとはじつは違うんだけど、なかなか美味。豚肉とブロッコリーで、味つけ的には醤油メインでちょっと甘みもといったところ。ごはんはインディカ米で、かなりぱさっとしてるんだけど、それに合わせてかあんもわりとゆるめのたっぷりで、全体としてはなかなかいい感じ。これで24HK$=360円。

Sany0529Sany0528夜は会議の参加者全員で火鍋の店へ。火鍋という料理自体は中華料理の知識としては知ってはいたけれど、本当に食べるのはこれが初めてなのでわくわく。食べ放題のお店なのだが、火鍋食べ放題、というのは香港でも最近の業態だということ、最近は肉が値上がりしているので、海鮮よりも何よりも肉を食べるべし、という二点を事前に教えてもらう。そんなこんなで料理がスタートしたのだが、料理本でしかみたことのなかったタオ・マークみたいな鍋に二種類のスープが入っている光景を見てまず感動(笑)。さらにはフルーツ入りのあっさりスープ(手前の鍋)もあり、スープは都合三種類。生け簀もおいているような店なのだが、肉も豊富、それも内臓類が多いのにびっくり。右側の写真は手前がハチノス、真ん中が羊肉。奥のほうにちょっとだけ写っているのは野菜(だったと思う)湯葉を包んで揚げたもの。これがなかなか美味しかった。ちなみに僕は友人である犬さんのおっしゃるところの「敬虔なホルモン教徒」であることが即バレ、内臓類がテーブルに届くたび「manavicサン!、ナイゾウッ!」っとかけ声がかかるのでした。内臓類は鮮度が非常に高くて、たとえば豚のレバーなど日本ではどちらかというと敬遠しがちなものもぜんぜんおいしい。変わったところでは、鶏のマメなども。
しかし一番驚いたのは、スープがぐつぐつと煮えたっていること! 本当にこんなもんなのかしらとも思ったが、家に帰ってみると中華の本でもやっぱりけっこう沸いてました(笑)。ぐつぐつの鍋は動画でどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.11.15

子供が産まれてから・1

子供が産まれたからといって、まだ何にも食べるわけではなし、なにも特別変わるところはないのですが、それでもいろいろあったりして。そんなところをちょっとだけ書いてみます。

P1080532子どもが産まれて最初に作ったごはんは、恒例(?)の赤飯。家人が入院していた一週間のうちの何日かは、お見舞いに来てくださった方にお赤飯を持って帰っていただきました。前回妹のところに子供が産まれたとき以来なんだけど、炊き方も忘れてるし、四苦八苦しながら何とか。この日の赤飯は、たまたま妹夫婦のところから栗をもらっていたので栗入り。そうしたら丹波の曾お祖父ちゃん、お祖母ちゃんから栗を頂き、なんだか物々交換みたいになってしまった(笑)。

P1080923P1080946家人が子供を産んで初めて、何故世間のお嫁さんたちが「里帰り出産」をするのかがようやくわかった。誰かに助けてもらわなければ夫婦二人では、ふだんの家のことから子どもの面倒までとても手が回らないのである。そんなわけで、家人が退院してからというものは、毎食僕が食事を準備するのだが、これがなかなか大変。今までは趣味として楽しくやっていたものが、毎日の欠かせない「お仕事」になったとたん、プレッシャーがぜんぜん違うのだ。楽しむなんてとんでもない、という感じ(笑)。作るものにしても、僕はもちろん三食毎回ちゃんとその時間に家にいるわけではないから、作っておいておけるものということで煮物が多くなった。といっても、煮物なんて今までぜんぜん作ってこなかったジャンルだから、ネタもなければ、ネタが思い浮かんでもどう作っていいのかわからない。そんな状態ながらもとりあえず作ってみてるのが写真のようなメニュー。どれもよくわからずにとりあえず「炊いた」ってだけなので、何もえらそうにいうことはないのだが、水菜と油揚げの炊いたん(右の写真の真ん中)は、炒めてから炊いた方が美味しいというのがプチ発見。あと南瓜、南瓜はだしが旨いとほんとうに美味しい。できるだけ味をつけずにさらっと炊いてもそれだけでじゅうぶん旨いのだ。赤こんにゃくは仕事で行った滋賀県でスーパーに寄ったさいに買ったもの。片面だけに包丁を入れればよかったものを、両面に入れてしまいぜんぜん「隠し包丁」になっていないあたりが痛々しい(笑)。 茄子は揚げてから家人が漬けた塩山椒といっしょにさっと炊いてみた。ひじきは今やヘビーローテーション(笑)。ちなみに左の写真の左上の魚は生協からとった鰆なんだけど、これがなかなか旨かった。鰆というと味噌漬けのイメージがあるけれど(僕だけ?)、塩焼きでもほのかな旨味がじゅわっとこみあげてくる感じでなかなかでした。

P1080931P1080938そんなわけで、煮物にできる食材+煮物レシピ募集中なのだが、そんななかで見つけたのが、写真の切り干し大根。聖護院大根の切り干し大根なのだ。パッケージに同封されていたレシピを見ながら作ってみたのが、左側の写真。人参の千切りなどと一緒に戻した大根を胡麻油で炒めて少しだけ炊いたもの。これがなかなか旨い。食感は切り干し大根のそれのちょっと太め版といった感じだが、甘みというか旨味(甘みは砂糖で足したりもするので)などはさすがは聖護院大根といったところ。

そういうわけなので、煮物ならこれ!、という決め技をもっている人はぜひぜひ教えてくださいね。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2007.11.07

三日目──其の弐

だいぶ日が開いてしまったけど、北京での最後の晩餐の話。

Sany0284Sany0287さて、夕方見つけた四川飯店。なんだホテルから歩いていけるところにもあったなんてということで、ホテルにいったん戻り一休み。出直したころには日もすっかり暮れていたのだが、屋台のほうはあいかわらず賑やか。

Sany0289Sany0292メニューを見ると、僕的には「本で読んで知っている」料理がずらり。二本で食べたことのあるものもそうでないものもあるけど、気になるものをいくつかピックアップしただけで、もう食べられんだろうなあという数に。左の写真は四川泡菜。人参をはじめいろいろな野菜を乳酸発酵させた漬物である。四川では専用の壺に漬けるのだと聞いたことがあるが、マイルドな塩加減と乳酸発酵によるいい感じの酸味で箸が止まらない。右の写真は蒸し鶏の和え物。名前を忘れてしまったのだが、ようは棒棒鶏の辛味噌ヴァージョンといったところ。ところがこれがじつに旨いのだ。かかっているソースは豆板醤+甜麺醤といった感じなのだが、豆板醤の味も芸がないぐらいにストレートに出ていて(豆板醤混ぜました、みたいな感じ:笑)、甜麺醤のコクや甘みもほどよく、こりゃ旨いや、って感じなのだ。これに青葱という組み合わせが最高。日本でも十分好まれそうな味だから、僕だけが食べたことないのかな?

Sany0290こちらはくらげと麻婆豆腐。くらげは、前日の北京烤鴨の店でもそうだったけど、からし(だと思う)で辛みをつけてあるのが面白い。その分、日本の中国料理で食べるくらげに比べると甘みは少ないのだが、前菜だと考えるとこれはこれで絶妙の味つけだなと思う。さて、麻婆豆腐。本場の味が一番気になっているメニューの一つ、麻婆豆腐がこんな最初のほうで出てきちゃうと、後の料理をどう食べていいかわからないんだけど(笑)、とりあえず食べてみる。味つけとしてはもちろん辛いんだけど、何ていうのかな、辛みが味の底の方に沈んでいる感じの辛さだ。鈍い辛みとでもいった感じ。口に入れた瞬間にからいというのとも違うが、後からだんだん辛くなるというやつとも違う。で、この辛さは何かというと、唐辛子も山椒も豆板醤もよく焼いて使ってあるからなんだと思う。それが料理全体の独特の風味になっている感じ。豆鼓なんかよりも焼かれた香辛料の香ばしさやコク(?)のほうが強く感じられる。あと、スープを片栗でとめた、というよりは油の多いどろっとしたスープの中に豆腐が浮かんでいる感じ。この油が辛みや肉の旨味を含んでいて美味しいのだ。

Sany0294こちらは担担麺。昼の王府井小吃街にも担担麺はあったのだが、四川風のが食べたから我慢してたのだ(笑)。じつは前の晩、仕事で一緒になった呉さんという中国の方に、中国の担担麺は汁なしなんですよね、と訊いてみたのだが、呉さん曰く、いいえ、そんなことないですよ、とのこと。えええっ、そうなの?、と思っていたのだが、なるほどこういう状態でした。ようは、ラーメンのように、いわゆる「スープ」に麺が浮かんでいるという状態ではないけれど、「汁なし」ではないということらしい。でもこんな状態だから、混ぜて食べる。これが旨い。饂飩のような真っ白な麺は好き嫌いはもちろんあるだろうけど、これはこれで、どっちかというと(カップ麺ではないけれど)辛い油そばとでもいいたくなるようなこのスープに合っている。

Sany0298Sany0297最後に水煮牛肉と酸辣湯。水煮牛肉は、以前京都の龍門で食べたときも、器の大きさとヴォリュームにびっくりしたのだが、今回もLサイズ。ただ肉が底まで入っているわけではもちろんなく、下の方は白菜。僕が知っている久田大吉さんのレシピではそこに入っているのは中国セロリで、それも量的にかなり少ないのだが、中国ではこれがデフォルトなのかも。辛みの素として、生らしき大ぶりの唐辛子が使われていたのがちょっと新鮮だった。味的には予想どおりの麻辣味。これまたすごいヴォリュームの酸辣湯は、前日の昼に食堂で食べた酸辣湯と同じく黒酢の香り。前日のものはマイルドで、四川だともうちょっと胡椒が利いてたりするのかななどと思っていたのだが、こちらも案外マイルド。味はマイルドだが、胡瓜や人参など、いろいろな食感の食材が入っていて楽しい。

Sany0302そんなわけであっという間に満腹に。これだけ食べてなんと4000円程度。さすがに日本のホテルの高級中華のような味というわけにはいかないけども、やっと中国で四川料理を食べることができてなかなか感激。ここの四川飯店は英語のメニューを置いてるぐらい観光客も多いお店だから、本場の四川省に行くときっともっと違うんだろうけど、何はともあれ本物に一歩近づいたということで。写真は帰りに通ったカップルたちが仲睦まじく愛をはぐくむ遊歩道に突如現れた彫刻。首から携帯電話を提げラップトップを開く若い女性を、後ろから巻物を持った仙人のようなおじいちゃんが覗いている、という構図。ううむ、なんだか(笑)。

そんなこんなであっという間の3泊4日。翌日は朝5時にホテルを出て空港へ。そしてそのまま日本に。その後バタバタしながら現在に至る、です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.26

三日目──其の壱

Sany0270三日目は一日だけ自由な日。ほんとうは早起きして、朝粥を食べて万里の長城まで足を伸ばすという夢のようなプランを思い描いていたのだが、一仕事終わってホッとしたのかかなり寝坊。万里の長城などに行く周遊バスも観光地から乗るのがいいだろうとアドヴァイスをもらっていたので、まずはホテルから近い故宮と天安門広場へ。写真は故宮を裏側(?)から見たところ。こんな絵はがきみたいな景色がホテルから徒歩3分のところにあるなんて知らなかった(笑)。ぐるっと廻って表側へ。

Sany0272故宮のあたりをぶらぶらして気がついたのは、僕たちのような外国人の観光客よりも、むしろ中国各地からの「お上りさん」が多いということ。故宮の表に出ると、ふつうの警官とは違う制服を着た武装警察(といっても丸腰なのだが)が山ほどいて、なんだかわけのわからない罵声を飛ばしている。田舎から出てきた風のおばあちゃんが職務質問を受け、かばんを広げられている。明らかな示威行為なのだが、この示威行為の対象がわれわれ外国人ではなく、地方から出てきた中国人に対してであるというのが恐ろしい。まるで、首都や中国共産党がほんとうに実在するかどうか確かめに来たお上りさんたちに、目に物言わせてやると謂わんばかりなのである。

Sany0278Sany0279結局、万里の長城行きのバスはどこから乗ったらいいのかわからないまま、王府井(ワンフーチン)へ。王府井は観光客向けのショッピングセンターやデパートが並び、マクドナルドもあるような近代的な通り。さながらベルリンの壁を越えたような気分である。とりあえず腹減ったよねということで、オープンカフェ(?)風の飲食店が並ぶ「王府井小吃街」へ。この王府井小吃街、偶然見つけたのだけれど、帰るまでに一食は屋台みたいなところでと思っていたのでラッキー。北京といえば、北京烤鴨と粉ものというイメージがあったのだが、串屋が多いのにびっくり。そういえばホテルのそばにも、夜帰ってくると「串」ってネオンのついた店があった世ななどと思い出しながらちらちらのぞいてみると、怪しげな文字が書かれた提灯が吊られている。「牛肉串」だとか「鱿鱼串」(イカ)とかはいいとして、「活蝎子」って蠍ですか?、「蚕蛹串」って……などと思ってよくよく見てみると、ほんとに蠍の子どもと蚕のさなぎ。蠍なんて、おしりの鍵までちゃんとついてるじゃないか。日本に戻ってからネットで動画を見て初めて気がついたんだけど、「蝎子」の「活」ってのは、活きてるままで串刺しにしてそれを揚げるってことみたい。正直、僕はちょっとムリかなあ……。

Sany0280で、結局僕が食べたのは、刀削面と羊肉串。ビールと一緒に緑のボウルが出てきたので、てっきりこれでビールを飲めってことかと思ったら、どうも取り分け用の器だったらしい(苦笑)。味のほうもなかなかで、とくに刀削面の、分厚いんだけどつるっとしていて無にゅっとしている食感はなかなか好きだった。羊も柔らかく火が通っていてなかなか。

Sany0281結局半日で万里の長城に連れていってくれるバスは見つからず、仕方ないので王府井近辺をぶらぶら。これまた偶然見つけたのが、东华门(東華門)美食坊夜市。すごい数の屋台(それも全部食べ物!)が所狭しと並んでいるのである。写真はその入り口のところなのだが、最初の店からして、小泉センセイをもってして腐乳よりもまだまだくさいといわしめる臭豆腐を売っているじゃないか。それもキャッチコピーが「一臭万年」(笑)。しかし、今考えるとなぜためらったのかわからないのだが、結局スルー。結局、夜は恭王府まで足を伸ばして四川飯店にと話していたその四川飯店が見つかって、いったんホテルに戻って晩飯時にもう一度出直すかということに。晩ごはん編はまた後ほど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.25

二日目

Sany0255前日はサクっと寝てしまったので、二日目は早起きして午後のお勤めのための準備など。セッションで一緒になるメンバーのみなさんと、会場の食堂でお昼を食べる約束をしていたので、昼前にH萬と会場の北京外国語大学日本学研究中心へ。とても大きい大学でかなり迷うが、なんとか約束の食堂に到着。僕が参加するセッションはパネリスト6人の小さなセッションなのだが、会議全体としてはかなり大規模な会議で、相当広い食堂の人フロア全体がまるまる会議参加者用の食堂にあてがわれている。食事自体はビュッフェ形式の中国料理。中国料理は冷めてもおいしいから、ビュッフェ形式にはぴったり。出てくる料理もかなり種類が多く、たとえ一口ずつでも全種類制覇するのは難しいぐらい。僕が選んだもののなかで印象的だったのは、左下の木耳の和え物と、その上の酸辣湯。木耳のほうは、こんな感じで木耳がメインの一皿もありなんだというのが発見だったし、酸辣湯は、日本で食べるものとは違い、黒酢で酸味をつけているから独特の風味。酸辣湯の黒酢にしても、他のものにしても、香りが日本と違うのが面白い。日本の中華と違うだけでなく、一皿ずつ香りが違うのが面白い。

Sany0265午後からはおしゃべり。仕事の写真ものせとかないとまるで遊びに行ったみたいなので(笑)。僕の今回のテーマはゼビウス。まあ、遊びのようなテーマといわれればそうなのですが(笑)。お客さんが少なかったのがとても残念なのですが、写真はゼビウスをネタに嬉々としてしゃべるmanavicです。

Dvc00075晩ごはんは北京烤鴨。一行の中に香港の王さんという方がいたのだけど、僕たちが着く前夜、この北京烤鴨を食べた王さん、明日もこれを食べに行こうというではないか(笑)。こちらも香港人がそういうのならば間違いはなかろうと、嬉々として出かけた。総勢8人で北京烤鴨を2羽。大満足でした。

Sany0267最後はやはり、H萬と近所のホテルのバーで一、二杯飲んでホテルへ。隣で面白げな果物を売っていたので買ってみた。ついでに青島をホテルの隣の店で二本買ったらなんと10元=150円。一仕事終わってほっとしたのと、ここしばらく仕事に追われていた疲れとで、あっという間に爆睡。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.24

一日目

さて、中国の話をぼちぼちと。

Sany0247Sany0245まずは恒例(?)機内食から。日本時間でいうと9:35〜12:55のフライトなので、昼ごはんとか出るのかなー、でも降りるぎりぎりには出てこないだろうなー、などと思っていたら、飛行機が水平飛行にはいるとすぐぐらいに、けっこうちゃんとした、というかふつうの機内食一食分のごはんが。例によってレッドアイ、と思ったのだがトマトジュースがないみたいで断念。ごはんのほうは、スモークサーモンがきのこなんかと和えてあったのがなかなか○。

Sany0253Sany0251僕の飛行機は定刻より速く北京首都机場に到着。3時間半遅れて別便で名古屋から到着する盟友H萬と合流する予定だったのだが、空港からもうつながらないかなと電話してみるとちゃんとつながって、1時間遅れとのこと。しょうがねえなあとだらだら待つが、しばらく経って掲示板を見るとH萬の便はさらに40分遅れるらしい。腹も減ってきてH萬と合流して最初のイヴェント、当地でのレセプションに向かうまでは我慢できそうにもないということで、速くも一回目のごはんを空港にて。何とか菜豆腐というメニューと白ごはん、それから燕京ビールを注文。何とか菜豆腐はごらんのとおり、麻婆豆腐のような料理だったのだけど、北京だけに辛くないのと、細かく刻んだ何とか菜が入っているのが特徴。ごはんのおかずにぴったりなところは、ふつうの麻婆豆腐とまったく同じ。ところがそのごはん、まんが日本昔ばなしのように天こ盛りで出てきたのはいいのだが、何ともぽろぽろで日本の米とはだいぶ違っているのにびっくり。もう一つびっくりしたのがビール。「Hot or cold?」と訊かれたのにもまずびっくりしたのだが、coldと返事をしたにもかかわらず出てきたビールがとても温いのにもう一度びっくり。おまけにこの燕京啤酒、とっても薄い。なんやかんやいいながらもおなかいっぱい。これで63元。

結局17時を過ぎてH萬が北京に到着。二人でレセプション会場のホテルにタクシーで向かう。僕たちが到着するころにはもうすでに宴酣。レセプションのごちそうも当然ながら中華料理。宴会が終わったあとのテーブルで、翌日のセッションで一緒になるメンバーとしばし打ち合わせをしてから、宿泊予定のホテルに。自分のホテルにはなんとバーがないので、近所の大きなホテルのバーで二、三杯。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧