2010.06.13

ごぶさたしています

かれこれ二年近くも更新をさぼっていましたが、みなさん変わりなくお元気におすごしでしょうか。

この二年間、いろいろなことがありました。ブログを書くには公私ともに忙しすぎるというのは、ある意味ではありがたいことだったのかもしれません。ブログを書かなかった/書けなかったのには他にもいろいろな理由がありましたが、二年間の間、ブログ更新してくださいよ、もうやめちゃったの?、などとあちこちで声をかけてくれる方が思いの外多かったことは望外の喜びでした。そんなこともあり、また書こうかなと思いだしたところまではよかったのですが、それからまたしても数ヶ月、ようやくこうして新しい記事を書いています。何かにつけ始終ばたばたしているので、それほど頻繁に書くことはできないかと思いますが、またぼちぼちと書いていきます。よろしければおつきあいください。

200910132310あたりまえながら、ブログを更新しなかった二年間の食べ物話をぜんぶ紹介することはできないので、比較的最近はまっているものを二つだけ。一つめは、リストランテt.v.b(ティ・ヴォリオ・ベーネ)の二号店にあたる、Vineria (ヴィネリア) t.v.b.。一言でいってしまうと本家のカジュアル版なのだけど、夜中の三時まで気合いの入ったパスタを食べることのできる貴重なお店ということで、ちょこちょこおじゃましています。どのメニューもすばらしいんだけど、写真は僕のなかでは定番になっている、ウニと芽ネギのバベッティーニ(でよかったかな?)。絶品です。常時入れ替わるグラスワインのリストも面白く、これをシャンパーニュ→白→赤と上から順番に飲みすすめつつあれこれつまむ深夜のディナー、というのにはまっています。

200912272564もう一つはまっているのは、龍門の火鍋。龍門は京都市内何店もあるけど、僕がよく行くのは朝の5時までやっている三条の本店。麻婆豆腐や水牛麺(水煮牛肉(すいじゅうにゅうろう)の麺入りと思われ)などもおいしいんだけど、最近もっぱら食べるのがこの火鍋。ベースのスープが1200円で、あとは好きな具材を選ぶ仕組み。おすすめはなんといっても羊、これに限ります。具(というか薬味)として香菜がメニューには載っているんだけど、いつ行ってもないのが、いつか持参しようかと思うぐらい残念(笑)。でも大好きです。

そんなわけで、また少しずつ書いてきます。今後ともどうぞよろしくお願いしますね。

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2008.01.01

謹賀新年

P109088111月の中頃からこのブログも更新できないまま年が明けてしまいました。何はともあれ、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

我が家にとって2007年一番の出来事の一つは子供が生まれてきたことでしたが、僕にとっては20年来の友人を亡くしたという意味でも、忘れることのできない年となりました。ちょうどうちのチビが生まれてくる十日ほど前のことでした。そういったことに偶然の符号を読みとることはぜんぜん好きではないのですが、それまでこれから生まれてくるはずの子供にたいして、人様に迷惑をかけたりしない人間になってくれさえすればよいと思っていた僕の気持ちが少しだけ変わりました。子どもが大きくなるまでの長い間、彼の一番近くで暮らす人間として、彼に伝えなくてはいけないことがもっとたくさんあるんじゃないかと思いました。僕は食べ物の話をブログにちょこちょこ書いているだけのつまらない人間ですが、人が遺してくれたものはせめて誰か他の人に伝えよう、そんな風に思いました。

そんなわけで、今年はもうちょっと真面目に更新します。今年も一年、どうぞよろしくお願いします。

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2007.10.23

你好

Sany0276中国に来ています。

縁あって(訳あって?)やってきた中国は、僕にとってはじつは初めてやってくるアジアの外国。言葉も通じないし、みんな声大きいし、かなりどきどきの北京三日間でした。土日と「お勤め」を果たし、今日は一日観光。そんな三日間もあっという間に終わり、明日(というかもう今日か)には帰国します。

北京に発つ前はいろんな人にいろいろ嚇されましたが(笑)、なんとか無事に、そしてなかなか楽しく過ごせました。おいしかった話はまた追々!

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2007.10.05

子供が生まれました

Sany0103もう一週間ぐらいの時間が経ってしまいましたが、ご報告です。この記事の日付、10月5日に子供が生まれました。

男の子で体重は3388g。身長は57cm。血液型は両親と同じでB型。ありがたいことに、五体満足、母子ともに健康です。

陣痛でうんうんいっている家人や、分娩室でドクターや助産師さん、看護師さんたち、たくさんの人に見守られて産まれてきたチビを見て、生まれたもうそのときから人は一人で生きているのではないのだなとあらためて痛感しました。僕や家人が今日まで生きてくるのに、どれだけの人に大事にしてもらったんだろう。

こんなブログを書いていても、「ありがとう」「ごちそうさま」、それしか書けないことがいっぱいあります。今回も僕に書けることは一つだけです。

今日まで家人と僕を愛してくれたすべての人にありがとう。
そして、名前もまだないうちのチビをこれから愛してくれる人に(あらかじめ)ありがとう。

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2007.08.18

台所に棚を作ってみた

P1070965今月の初めぐらいのこと、日本に一時帰国中の家人の父上が、うちの今にたいそう大きい本棚を作ってくださった。やっぱりオーダーメイドの家具はいいねというのと、父上の作業をお手伝いした僕のなかで工作少年時代の記憶が沸々と蘇ってきたということもあり、台所にも棚をということになった。それでできたのがこの棚。もともと狭い場所なのでできるだけ奥行きは浅く、でも作業台的なスペースはほしい、ということでこういうデザインに。ごらんのとおり、背板もない簡単な造りなので木を買いにいった翌日には完成。材料も安いものを選んだので、深夜の通販番組の棚よりも安いぐらい。

P1080107で、使ってみたらこんな感じ。あちこちにばらばらに保存されていた調味料や、缶詰類をまとめたらと手もとても入りきらないぐらい。おまけによく見ると、上から吊られている棚板があるでしょ。この棚板、側板の穴よりちょっとだけ下でネジ留めされてるでしょう。これ、ようは縦の板の横に棚板をつけるか(これが本来のプラン)、棚板の上に立て板をつけるか(これが実際)を間違えた、ようは施工ミスなんだけど、このミスが致命的で、本来吊られている棚板の下に入るはずだった洋物の瓶(ヴィネガー類、オリーヴ・オイルなど)がどれも軒並み入らない。台所中のありとあらゆる瓶のサイズを測って設計しただけに、板の厚み=19mm分のこのミスは痛かった。これはいずれちゃんと直します。でも、これまで変なところにおいてあって使うたびに苦労していたロボクープにも定位置ができたし、作業台には調理中のフライパン、鍋などもおけるということで、なかなか快適にはなったかなと。

P1080110ちなみに作業台の下はこんな感じ。上の段はほとんどが醤油と塩。下の段は糠床(家人の趣味で箱入り娘なんですね、これが)と、家人の梅酒コレクション。家人の梅酒はある意味治外法権で、家にお酒がなくなっても僕は手を出さずにいたんだけど、まさかこんなにあったとは(笑)。ほんと、棚を作る前にもの減らせって感じです(笑)。

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2007.08.14

ちょっと園芸

P10709026月の終わり頃、種蒔きをした。蒔き時すぎちゃったよなーと思っていたところ、これまた前回の味噌のときと同じで、あずぶぅに、私もついこの間蒔いたところなんですよとはげまされ(?)、じゃあうちもするかということで、にわかに何種類か(何種類も:笑)種を蒔く。やっぱり時期が遅すぎて温度が高すぎたのか、芽が出ないものも多かったのだが、今年嬉しかったのは右の写真、これ、アーティチョークなんですね。これまでも何度か種を蒔いてはみているんだけど、芽が出たためしがなかったのだ。本葉も出たので先日大きめの鉢に植え替え。鉢が大きいのは、もともと大きくなる植物だからというのももちろんあるのだが、期待の大きさということで(笑)。

P1080035今年もう一つ嬉しかったのがこれ。コリアンダーなんですよ。アーティチョーク同様コリアンダーも大きめの種で(ようはスパイスとして売っているコリアンダー・シードと同じもの)、今まで芽が出た試しなし。今年はちゃんと芽が出てくれたので、がんばって育てます。もちろんがんばるのは草本人なんだけど(笑)。

P1080036P1080031バジルとルッコラは例年どおり元気に育ってくれている。なかでもルッコラは、芽が出るのも早ければ成長も早い。間引きもしないで全部そのままなんだけど、それでももう少ししたら食べられそうな勢い。秋からの食卓が楽しみです。

P1080078そしてこれ、あずぶぅがくれたイタリアン・パセリ。長いことおいしいパセリを供給してくれたが、だいぶ前に花が咲きとうとう種がついた。種をつけると役目を終えたように枝が枯れていくのを見ると寂しい気持ちにはならないでもないが、これが一年草のストラテジーなんなあとつくづく思う。古株になって何年も種をばらまき続けるのではなく、一年で枯れてリソースはちゃんと次の世代に委ねる。いやあ、草を見てると勉強になります。

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2007.07.10

大家族時代・その参

6月も月末にさしかかったころ、義弟Nぞう一家の引っ越しの日取りも決まり大家族時代もあとわずか。そんなラスト10日間のお話です。

6月22日(金)
P1070444 金曜日は遅く帰った家人と二人でごはん。豚肉入りニラ玉とごはんと味噌汁。

6月23日(土)
 土曜日は休み。家人と一緒にちょっとした講演会のようなものに出かけた。一人目の演者の方のお話に食べ物のことが出てきたのだけれど、その中で小麦が悪者にされていた。もちろんその根拠はきちんとは説明されない。パン、うどん、お好み焼き……と小麦粉を含む食べ物を列挙してみせる縁者の流暢な口ぶりから想像するに、毎回このネタをやっていらっしゃるのだろう。小麦はよくない、というのは多くの人にとってびっくりするような話だろう。聴き手にとってあたりまえではない話なのだから、せめて理由ぐらい説明してほしいものである。もしもちゃんとした理由があるのであれば、の話だが。
P1070462 鮨をつまんで買い物をして帰る。久々に炭でも熾すか暑いけど、ということで晩ごはんは炭火焼き。百貨店ではめったに買い物をしないので、たまに百貨店の食材を口にすると、ねだんなりのことはあるなあと感動することも多い。いつも食べている万願寺唐辛子にしても、スーパーで安く求めるものとは果肉の厚みからしてぜんぜん違う。見かけの大きさなどで、立派な万願寺などというなかれ、といった感じである。
P1070467P1070463 魚介類はこの日百貨店で見つけた栄螺と、先日Nぞう一家が大阪で買ってきてくれた一汐の魚。右から、金目鯛、のどぐろ、ぐじ。この日は金目鯛とのどぐろだけいただいたのだが、とくにのどぐろは絶品。
P1070469 最後は鶏きのこごはんでシメ。

6月24日(日)
P1070472 日曜日。遅めの朝ごはんはまだしても麦とろろ飯。以前にやったときも思ったが、韮入りの豚汁ってなかなかおいしい。

P1070480P1070477 昼間はみんなで宝塚記念で盛りあがる。盛りあがったのはいいが、Nぞう一家が的中しながら損したの以外は全員不的中。遅めの晩ごはんは海老炒めと牛肉炒め。海老炒めは、海老というよりはむしろターツァイと山芋がメイン。牛肉はモモ。オイスターソースで筍、ピーマンなどと。

6月25日(月)
P1070487 月曜日は仕事のあと所用につき外食。前日台所でうだうだと作っていたのが、またしても鰯の梅煮と鮎の山椒煮。鮎は今回は小鮎で。家に帰るとNぞう一家と家人が晩ごはんに食べた残りが残っていたのでそれを少しだけ食べる。晩ごはんでみんなで食べたときのものを家人が写真に撮っておいてくれたんだけど(ブログ家族ってやだよね……笑)、それを見たら鰯のしっぽが全部とれてるじゃないか(笑)。

6月26日(火)
Dvc00035 所用につき半休をとった家人につきあい午前中から出かける。用事が終わりCOCON烏丸中華でランチ。味のほうはともかくとしても、ランチなのに税サ別とは容赦ない(笑)。

6月27日(水)
P1070493 遅めの昼ごはんに味噌煮込みうどん。具は入っていないので鶏肉、椎茸、お揚げ、それから青葱を入れてみた。デフォルトで入っている名古屋風の平たい麺もよいが、追加で入れた京都のうどんも腰があってなかなか。全部でうどん4玉分ぐらいの量があったはずなのだがあっという間になくなった。チビもうどんをばくばく食べてました。

P1070494 昼間藤井大丸に買い物に行ったときに見つけたのがこの鰺。造り用が4尾で480円。小ぶりなのはわかるがそれにしても安いなと思って買ったのだが、お腹を開けてみて納得。子持ちだから安いのね。
P1070497 で、けっきょくそれは鰺のたたきに。僕が好きなのは百万遍の某店の真似なのだが、写真のような感じで細めに引いて大葉とポン酢であえたもの。これで2尾分。

6月28日(木)
P1070508 この日は久しぶりに早起きでして弁当と朝ごはんを作った。朝ごはんは干し納豆の炊き込みご飯に漬け物、味噌汁。今回の干し納豆は既製品。それでもやっぱりおいしい。
P1070415 この日の糠漬けは胡瓜。ちょっと前に実家から庭でとれた胡瓜を送ってきたのだ。えらい成長がいいらしく、写真のとおり立派。ついつい調子に乗ってかなりの古漬けにしてしまった。

P1070511 夜は、みんなで外食。Nぞう一家が来てからそろって外にごはんを食べに出かけるのははじめてのことである。行った先は焼肉の弘の祇園店。もっともといえばもっともだが、祇園店だけ、三条の本店や木屋町などより値段が高いのがいやらしい(笑)。とはいえ肉はなかなかで、チビも大満足。

6月29日(金)
P1070528 翌日の昼ごはん。ごはんは黒米を七分づきのお米に混ぜて炊いたもの。これで量としては1:7ぐらい。味噌汁の車麩には、Nぞうが最近見ぃひんねとぼそっとコメント。たしかにスーパーなどでもほとんど見かけない。おかずの炒め物は、火曜日のランチの牛肉と空芯菜の炒め物のまね。それなりにはおいしかったかな。

6月30日(土)
 僕は朝だけ仕事。仕事が終わって家に戻ると、ほどなく、前日にヨーロッパから一時帰国した家人の父君がいらっしゃる。おみやげをいっぱいいただいた。

P1070536 父上のおみやげがあるので、晩ごはんは洋食。まずはこの間の鰺の残りをカリッと焼いてサラダに。ドレッシングは、ディジョン・マスタード入りのヴィネグレット。

P1070540 で、これが父上のおみやげ。真ん中のココットの玉葱の下に隠れているのは鰊のヨーグルト漬け。とてもいい感じに漬かっている。去年の年末にご相伴にあずかった燻製もいいが、これはこれで夏向けのさわやかな味。周囲のザワークラウトもジャガイモもヨーロッパから。ザワークラウトといえばシャルキュトリというイメージがあるが、鰊との組み合わせも絶妙。両者をまだ熱いジャガイモにのせていただくのが最高。最後はハンバーグでシメ。
P1070593 せっかく洋食だからということでワインを少々。鰊だからスキッとした白か、あっさりした赤がよかったんだけど、行ったお店のセレクションもあって、Masi: Medello delle Venezie 2006とChâteau Mondésir: Premières Côtes de Blaye 2002。Mondésirは名前買い。「俺の欲望」だもんね(笑)。

7月1日(日)
P1070551 Nぞう一家の滞在もいよいよこの日が最終日(なんかうるるんみたいだな:笑)。翌月曜日には、彼らは新居に引っ越してしまうのだ。そんなわけでこの日は、チビのおむつを替えて、風呂にも入れてみた。二人の年齢を平均すると18歳ということで、そのときのサーヴィス・ショットも載せておきます(笑)。
P1070553 おむつ換え、風呂ともう一つ、Nぞう一家がいる間に一度やりたいねと話していたのが、餃子大会。がんばって二種類、皮から作ってみました。右の写真はちょっと透明度(?)が低いけど水晶餃子。浮き粉というデンプンの精製度の高い粉を使うと透明な皮ができあがる。ただし浮粉は精製されすぎていてまとまりにくいので、ちょっとだけ片栗を加え熱湯でこねる。熱湯を入れたらもちろん手ではこねられないので(と僕は理解している)、粉がまとまるまでは麺棒でゴンゴンとつく。粉がまとまるころには温度も下がっているので、手でもうちょっとこねたらできあがり。できあがった記事はつや消しホワイトみたいな色をしているのだが、これを蒸すと透明になるのだ。中身は海老、筍、干し椎茸と豚ミンチ少々(ほんとうは豚の背脂だけを使うのだと思う)。
P1070555 で、こっちがメインの餃子。具は合い挽きミンチ、韮、白菜など。中国では焼き餃子はめったに食べられず、餃子といえば水餃子、といった話はよく聞くが、それは中国では餃子が麺類の延長線上に位置づけられているためだと思う。ようは麺がわりの皮が主食で、具の肉がおかずなのだ。日本の家庭でそうするように、餃子をおかずにお米のごはんを食べるのであれば、薄い皮をパリッと焼くのが一番だと思う。水餃子は水餃子でもちろん大好きだけどね。
P1070558 そんなわけなのでごはんをたっぷりと食べているのだが、シメにあんかけ焼きそば。なんのことはない、前日の晩テレビで見たから久しぶりに作りたくなっただけのことである。いつもは焼きそば用の麺を使うのだが、今回は生の中華麺からやってみた。ちょこっと蒸してから茹で、水で締めて油を絡めておく。これを表裏しっかり焼くのだが、案外簡単に鍋を振ってくるっと返せるから素人でも料理が楽しい(笑)。これに片栗でとめたあんをかけたらできあがり。酢をたらしたりしてもなかなかおいしい。

そんなこんなの長かったようで短かった一ヶ月。三人がいなくなってしまい少し寂しい毎日です。でも考えてみれば、18で実家を離れて以来だった妹と一緒に暮らすことがあるとは思ってもいなかったし、ましてや義弟のNぞうとたとえ一ヶ月とはいえいっしょに暮らすなんて努々思わなかった。そんな意味では貴重な体験。久しぶりに妹と暮らし、Nぞうの人柄に触れることができたのが一番の収穫でした。、チビにも懐いてもらえたしね(笑)。

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2007.07.08

Movable Type 4をインストールしてみた

この二日ほど、カップ麺の更新もしないで何をしてたかというと、Movable Typeの4のインストール。ちょうど一年前ぐらいにこのココログの調子が悪く、48時間という長時間にわたるメンテが行われたりしたころから、ゆくゆくは自前のサーバでブログをと考えていたので、MT4には興味があったのだ。去年一度、人に頼まれレンタルサーバ上にMT3をインストールしたことがあるので、すんなりいくかと思ったら……。ブログのテクニカルなことをブログのネタにするのはとも思ったけど、今回いろんな方のブログ、HPに助けてもらったし、わからないとほんとなかなか苦労するので、気がついたことをメモ代わりに書いておきます。

最初に試したのはMovable Type 3.35のiMac G4 (MacOS 10.4.10)へのインストール。データベースには、Mac OS Xのデフォルトで使えるBerkley DBを使ったので楽勝。MT3本体をダウンロード/インストールし、Six Apart社のサイト上のマニュアルどおりに設定を行えば30分ほどで仕事は終わる。Mac OS X特有の注意事項としてはインストール場所。OS Xでは[ユーザ]/library/WebServer/Documentsにおいたhtmlファイルが公開されるんだけど、CGIはCgi-Executablesフォルダに置かないといけないので、MTのフォルダからmt-staticフォルダを抜いたもの(このフォルダを以下MTとする)は/library/WebServer/CGI-executables/に置き、mt-staticフォルダや、新たに作成するblogフォルダ、dbフォルダ(それぞれブログの記事と、データベースの中身が入る、名前は任意)は/library/WebServer/Documents/に置くということ(これをしたくない場合は、森俊之さんのこちらのページなどを参照のこと)。マニュアルではこれらのファイル、フォルダの権限をFTPアプリケーションを使って変更することになっているけど、ローカルに置いたのであれば、terminalで、cdコマンドを使ってWebServerディレクトリに入り、

chmod 755 CGI-executables/mt*.cgi
chmod 777 Documents/blog
chmod 777 Documents/db

とすればOK。この構成にした場合、mt-config.cgi中では、CGIPathがhttp://localhost/cgi-bin/mt/に、StaticWebPathがhttp://localhost/mt-staticに、Berkley DBの設定のDataSourceが../../Documents/dbにしておけばいいはずです。http://localhost/cgi-bin/mt/mt-check.cgiによるチェックがOKで、http://localhost/cgi-bin/mt/mt.cgiで初期化画面が表示されたらOK。

で、いよいよMT4に挑戦。ここからは(たいした意味はないんだけど)Intel MacBook (OS 10.4.10)にインストール。MT4では、データベースとしてBerkley DBは使えないので、まずはMySQLをインストール。これがなかなか大変だった。Berkley DBですんじゃったり、レンタルサーバにあらかじめインストールしてあるmySQLを使えるのがどんなにありがたいことかわかった次第。今回インストールしたのはmySQL 5.0.41のMac OS X 10.4 (x86)版。インストール自体はpkgなのでダブルクリック一発。今すぐPCをサーバとして使おうと思ってるわけではないので、起動時に自動的にmySQLを立ち上げるためのMySQLStartupItem.pkgはインストールせず。かわりにMySQL.prefPaneをインストールしておけば、システム環境設定からMySQLのオン/オフができる。ややこしいのは後処理。MySQL AB社のマニュアルは大部でわかりにくいんだけど、山口氏のこちらのページを参考にさせていただきました。山口氏の記述、ちょっとディレクトリがおかしいようなので、僕の場合は、MySQLのディレクトリに移動(cd /usr/local/mysql/)してから、

sudo chown -R mysql data
./bin/mysqladmin -u root password <ルート用のパスワード>

で何とかクリア。データベースをネット上に置くのであれば他のanonymousのアカウントも処理しなきゃいけないみたいだけど、とりあえずその予定はまだないのでこれで終わったことにして、次はMT4用にデータベースを作成。これはMT3の場合と同じなので、MT3のマニュアルを見て作成。先ほどと同じディレクトリから、

./bin/mysqladmin -uroot -p<ルート用のパスワード> create <データベース名(mtなど)>
./bin mysql -uroot -p<ルート用のパスワード>
grant select,insert,update,delete,create,index,alter on mt.* to <ユーザ名(mtuserなど)>@localhost identified by '<このユーザのパスワード>';

でOK。

これが済んだらデータベースとのインターフェース、ドライバであるところのDBI、DBD::mysqlのインストール。まずはDBI。山口氏の記事では

sudo perl -MCPAN -e 'install DBI'

でインストールしてらっしゃるので、その通りに(あとでエラーが出たさいにDBIもおかしいのかなと疑い、手作業でダウンロードしてmakeも試してみたけど、make testでもほとんどエラーが出なかったのでこの方法でもほぼ問題なくいけるはず)。問題だったのはDBD::mysqlのインストール。cpanではうまくいかないので自分でmake。もしmakeが初めてであれば、まずはOS Xのインストーラ・ディスクか、AppleのDeveloper ConnectionからXcodeをインストール(何をインストールするにも、ことごとくmakeを避けてきた僕も今回初めてインストールしました)。基本的には、あとはDBD::mysql 4.005をダウンロード/解凍し、terminalで解凍先のディレクトリに行って、perl Makefile.pl、make、make test、make installを順にするだけ。最後のmake installは権限がないといわれたら、sudo make installとすればOK。パスワードが必要ならば、あらかじめNetinfo マネージャ(「ユーティリティ」フォルダ内)でルートパスワードを設定しておく。ところが、これでDBD::mysqlをインストールしても、mt-check.cgi上では認識されているものの、実際にmt.cgiを立ち上げるとドライバをロードできないといった趣旨のエラーが出て止まってしまう。で、make testのエラーメッセージとパッケージに添付のINSTALL.htmlと格闘すること数時間、ここにあった

PATH=$PATH:/usr/local/mysql/bin
export PATH

(MySQL本体へのパスを通す)と、

mkdir /tmp/mysql-static
cp /usr/local/mysql/lib/*.a /tmp/mysql-static
perl Makefile.pl --libs="-L/tmp/mysql-static -lmysqlclient"

(こちらはINSTALL.htmlにあったものを若干改変)をしてからmake、make test……と進め、何とか成功。上記で作ったtmp内のディレクトリは、インストール終了後に、

rm -rf /tmp/mysql-static

で消しておく。あとはMT3と同じ手順でMT4本体をインストールし、mt-config.cgiの設定さえちゃんとすれば(これはほとんどMT3の場合と同じ。上記で3について説明したものに加えて、さっきのMySQLのデータベース名、ユーザ名、パスワードなどを正しく書き込めばOK)できあがり。

Mt4xoinagaそんなわけで、なんとかインストールが終わりました。デフォルトのスタイルはこんな感じ。いろいろいじってみます。

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2007.05.20

米沢へ

P1070004先週の週末はお仕事で山形は米沢へ。ところがこの米沢というのがいろいろな意味でめっぽう遠い。東海道、東北、山形新幹線を乗り継いで行くと(ただし乗換は一回)、京都から約4時間半で、片道約20,000円。飛行機は乗ってる時間は1時間前後だが、山形空港からバスで45分、さらに山形新幹線で30分強。こちらはマイナー路線ゆえ使える割引が往復割引しかなく、片道26,050円。結局マイルを使って飛行機で行くことにした。伊丹について自分が乗る便の搭乗ゲートに行ってみると、これ、これですよ(笑)。ボンバルディアだってことは知ってたんですが、なるほど、地面を歩いていくのね。けっこう小さい飛行機には乗ったことあるつもりだったんですが、50人乗りは初めて。辺りを見回してもどう考えても日本人しかいないのにスチュワーデスのお姉さんが「メイ・アイ・ハヴ・ユア・アテンション……」とやるのには笑ってしまったが、テープの解説をバックにお姉さんが酸素マスクのつけ方や救命胴衣の膨らませ方を実演するのはいつになくちゃんと見てしまいました(笑)。

P1070005山形に着くと、さすがは発着数の少ない空港だけあって、ジャストの時間にJR山形駅行きの連絡バスが。飛行機を降りたところで一緒になった京都S華大学のS本学長と、大阪S蹊大学のA山さん(僕は初対面)と一緒に45分ほどバスにゆられる。ところが山形駅に着いてみるとちょうど米沢・東京方面行きの山形新幹線が出たところで、なんと一時間待ち。僕は密かに米沢牛ランチを食べて出席すべき会合に、というつもりだったのだが、これではそんな余裕もない。ということで、S本、A山両氏と観光案内所で教えてもらった佐藤家さんなるおそば屋さんに。目当ては名物の芋子煮蕎麦だったんだけど、おそばは蕎麦が切れたんで時間がかかります(って今から打つのか!?)といわれ、山形ラーメンに変更。それが写真のラーメンなんだけど、なかなかおいしかったです。鶏がら+魚だしという感じだと思うんだけど、ほのかな甘みがとてもよかったです。その後ホテルにチェックインしてから会合に参加。夜はそのまま懇親会→二次会。翌日大先生の前座を務めないといけないので、今回の山形行きはヒヤヒヤものだったのだけど、初めてお会いする大先生はとても優しい方で、内心ホッとする。しかし一年ぶりに会うM井前会長には、manavicはねぇ、ほんとはアブナイやつなんだよ、といわれ、一年に一度しか会わない方になぜ見破られているのか大変訝しく思った。後輩のM本とこれまた一年ぶりにお会いしたK光さん(たまたまホテルが一緒)と帰り、部屋で一杯。その後は翌朝のプレゼンの準備。朝までつきあってくれたM本、どうもありがとう。

P1070009朝のプレゼンは、大先生の前座だからと柄にもなく原稿など書いたのが失敗だった。M本にも、いつものmanavicさんからすると50点の出来ですねと酷評された。たしかにそのとおりだと思う。しかし未だ見ぬK塚大先生を仮想敵(失礼、先生の名誉のために付記しておくと、前夜の懇親会でお会い初めてお会いしたK塚先生はとても紳士的な方でした)に見立てての二週間がよほど辛かったのか、とりあえず終わったという開放感は大きく、昼はS本学長、松本と米沢ラーメンを食べに。会合の場所がちょっとはずれたところにあるため、この日の昼のランチは諦めていたのだが、S本先生がタクシー代はボクが出すからラーメン行こうよと誘ってくださったのだ。そんなわけで、前日の二次会の居酒屋で地元の学生さんからS本先生が聞き出したというお店に、往復3000円強のラーメンの旅。前日の山形ラーメンに似ているが、麺も微妙に違うし、スープに甘みがない点なんかは色が似ている分大きな落差を感じさせる。もっとも、これが山形/米沢ラーメンの違いなのか、それともたまたま入った店の違いなのかはよくわからない。わりとゆるい感じでちりちりっとした麺は、こういうスタイルなのかなとも思うが、後味に化学調味料の味が強く残るのは残念。会場に戻ると発表の司会をやっていただいたM井氏からちょっといい知らせ。

P1070015P1070014帰りは、つばさ、東北本線、仙台空谷アクセス線と乗り継ぎ、仙台からJEX2210便。マイルは割り当て席数が少ないから山形発の便はとれなかったのだ。
P1070024機上で夜を迎え、大阪に着くころには夜景がきれい。慌ただしかったのが何より残念だったけど、米沢はなかなかいいところでした。こぢんまりとした街並みもいいし、何より人が温かい。今度行くときはのんびり街を歩いたり、もっと地のものをいただいたり(結局それかよ)、温泉につかったりしたいものです。

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2007.04.15

夜桜

P1060643先週の週末、叔母が住む富山を両親と訪ねた。目的は花見。それはなかなか立派な桜を見ることができたのだが、そういえば京都では年中行事の花見をまだしていなかったなと急に思い立ち(今年は諸事情であきらめていたのである)、花見弁当を作ってみた。慣れないものだから要領を得ない取りあわせ。花見だから彩りのきれいなばら寿司、などと思いつつも、やっぱり旬のものだから筍を、とも思い、結局ばら寿司と筍のおこわと両方、だとか、毎年花見は桜の下で豚しゃぶが恒例なので、角煮と牛蒡巻きが入っていたり、とよくわからない花見弁当になった。

P1060649行った先は近所の公園。隣の小学校の桜はもうだいぶ葉が出ていたのだけど、ここだけはまだかろうじて満開。案外寒くてもっていったビールも一本飲んだだけでギヴアップして帰ってきてしまったのだけど(弁当なんて作るのにかかった時間の1/10ぐらいで平らげたような:笑)、なかなか楽しかったです。

しかしこの日、弁当を作っている間に、いつも持ち歩いていたノートPCのハードディスクがクラッシュ。去年異音がして一度クラッシュしたHDを騙しだまし使っていたので、バックアップをとっていないというのはまさに不徳の致すところ。そんなわけで、富山の桜はお見せできないかも、です。

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