2007.08.18

台所に棚を作ってみた

P1070965今月の初めぐらいのこと、日本に一時帰国中の家人の父上が、うちの今にたいそう大きい本棚を作ってくださった。やっぱりオーダーメイドの家具はいいねというのと、父上の作業をお手伝いした僕のなかで工作少年時代の記憶が沸々と蘇ってきたということもあり、台所にも棚をということになった。それでできたのがこの棚。もともと狭い場所なのでできるだけ奥行きは浅く、でも作業台的なスペースはほしい、ということでこういうデザインに。ごらんのとおり、背板もない簡単な造りなので木を買いにいった翌日には完成。材料も安いものを選んだので、深夜の通販番組の棚よりも安いぐらい。

P1080107で、使ってみたらこんな感じ。あちこちにばらばらに保存されていた調味料や、缶詰類をまとめたらと手もとても入りきらないぐらい。おまけによく見ると、上から吊られている棚板があるでしょ。この棚板、側板の穴よりちょっとだけ下でネジ留めされてるでしょう。これ、ようは縦の板の横に棚板をつけるか(これが本来のプラン)、棚板の上に立て板をつけるか(これが実際)を間違えた、ようは施工ミスなんだけど、このミスが致命的で、本来吊られている棚板の下に入るはずだった洋物の瓶(ヴィネガー類、オリーヴ・オイルなど)がどれも軒並み入らない。台所中のありとあらゆる瓶のサイズを測って設計しただけに、板の厚み=19mm分のこのミスは痛かった。これはいずれちゃんと直します。でも、これまで変なところにおいてあって使うたびに苦労していたロボクープにも定位置ができたし、作業台には調理中のフライパン、鍋などもおけるということで、なかなか快適にはなったかなと。

P1080110ちなみに作業台の下はこんな感じ。上の段はほとんどが醤油と塩。下の段は糠床(家人の趣味で箱入り娘なんですね、これが)と、家人の梅酒コレクション。家人の梅酒はある意味治外法権で、家にお酒がなくなっても僕は手を出さずにいたんだけど、まさかこんなにあったとは(笑)。ほんと、棚を作る前にもの減らせって感じです(笑)。

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2006.02.09

器の話

DSCF0183遊びに来てくれた人によく、manavicさんち、器がほんとすごいですね、とよくいわれる。褒めていただいているのか呆れられているのかは不明(笑)。うちにはたしかに二人暮らしにしては有り難い量の器がある。しかし僕が好んで買ったものはといえばそのほんの一部。いつも一皿ランチに使っているものなど、僕が気に入っているもの大部分は白くて形もシンプルなものの。いずれにしても僕が買ってきたものなどほんの一部。じゃあ誰が皿など買ってくるかといえばバカ家人である。もう食器棚には入りきらないというぐらい食器があるのに、それでもまだ買ってくる。僕がいい顔をしていないことに気がついてからは、買ってきては隠しておく。ここぞというタイミングが来ると、「あ、そういえばその料理にぴったりのお皿があるよ」と出すのである。こういうところだけは智慧が働くというのも困ったものだ。器を買うことに対する態度の違いは単純な性格の違いである。新しい素敵な器を買ってしまったら、これまである器は使われなくなるだろう、それはかわいそうだと思うのが僕の性格。これは器よりむしろ、新しい調理器具などを欲しくなったときに思うことでもある。家人にももちろん悪気があるわけではないのだが、家人は素敵な器を見つけると、この器を使ってあげたいと(厚かましくも)思うのだろう。それはわからないでもないが、そんなわけでうちには食器棚に入りきらない「家なき子」状態の器があふれている。写真の器は、「究極のラーメン鉢」プロジェクトによるもの。リンクを見ていただければわかるように、なかなか素敵な鉢が多い(ただしけっこうなお値段でもある)。サイズがそれほど大きくないので汎用性も高い。この日は久しぶりに家で中華、だったのだが、麻婆豆腐の器に。いつも麻婆は青磁っぽい色の(ほんとの青磁ではないと思う)の器か、真っ白な平皿に盛るのだが、小さめの一丁分ぐらいならこういうのも悪くないかと。

DSCF0186酢豚を盛った大皿は長崎の白山陶器のもの。デザインもシンプルでなおかつ機能的なものが多く愛用している。僕の個人的な感覚としては直線的、無機的になりがちなモダンなデザインのなかに、上手に曲線、ふくよかさを導入しているあたりが魅力的。酢豚は意見が分かれるところだが、うちではロース肉を使って上げ時間も短い柔らか酢豚が主流。酢豚の美味しさはそれちゃうやろ、と仰る方は多いが、ロース肉の旨味、ジューシー感も捨てがたい。

DSCF0190DSCF0188これが先ほど青磁っぽい色の、と書いた鉢。この日は炒飯に使ってみた。色合い的に中華のときに大活躍、のこのお皿だが、麺類もいけるし、炒飯でもスープでも煮込みでもいける。やはり家庭にあっては汎用性の高いものがありがたい、ということかもしれない。この日の炒飯は蟹肉入り炒飯なのだが、がんばってごはんたくさん入れすぎてちょっと失敗。なかなか難しいものです。炒飯のついでに玉子スープ。この器は……いまいち出自を覚えてないということは、気がついたらあった、というか……。

DSCF0217この日のワインは、Massolini: Barolo Digna Rionda Riserva 1996。年末にいつも行く中華屋さんのひとつでごはんを食べたときにお土産(!)に頂いたもの。これを下さったF氏のことを話しながら準備をしていたので、じゃあいってみようかということで。ブルネッロなどに比べるとバローロやバルバレスコの「あたり」にあたったことは少ない。「王のワイン、ワインの王」の異名に相応しいものにはなかなかお目にかかれないのである。比較的求めやすい価格帯のネッビオーロはべつにして考えれば、これはひとえにネッビオーロという品種の難しさ、もっといえば難解さによるものではないかと思う。今回もそんなことを考えながら飲んだ。ワインの王が僕に問うのである、汝はワインに何を求めるのか、と。

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