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2007.01.04

そして餅つき

P1050401翌朝はまず臼を運ぶところから。前年まではふだん臼がおかれている物置で搗いていたのだが、今年からは母屋で搗くことになったのだ。室内で搗くのは、何分寒い時期のことだから搗いている間に餅が冷えてしまわないように。
P1050425  糯米が蒸し上がったら、すぐに臼へ。念のために書いておくと、蒸し上がった米めがけていきなり杵を振りあげるのではない。最初はまず杵の先でぐちゅぐちゅと糯米を潰すのである。これが簡単そうに見えて意外と難しく、楽そうに見えてなかなかしんどい。糯米がほどよくかたまりになったところでようやく搗き始めだ。この日は結局餅を一升半×3臼、こがね(糯米に粳米を混ぜ粒が残るように搗きあげる餅のことなのだが、丹波ではこう呼ばれている)を2臼。僕は最初の3臼を、さっきの写真でいっしょに臼を運んでいる若者(彼は僕よりだいぶ若いのだ)と二人で搗いたのだが、もう体はがくがく、箸を持つ手まで震える始末である。五年前に初めてお邪魔したときには、まさに体験餅つきで、ほんの数十搗き、申し訳程度に搗かせてもらっただけだったから、3臼も任せてもらえるのは大進歩。とはいえ、年々自分がやらせてもらう仕事の量が増えるたびに、自分がまだやっていない仕事がどれだけ多いかを気付かされる。餅搗きは糯米を水に浸けるところから始まる。いつになったらぜんぶ覚えられるかなあ。

P1050407搗いた餅は頂いて京都に戻っていろんな方にお配りするのだが、搗きたてを食べることができるのは搗いた者の特権。このつきたてのお餅がまた旨いのだ。どれぐらい旨いかというと、生まれて30年餅嫌いで、雑煮も餅なしでとおした僕が餅好きに転向するぐらい旨いのだ。食べ方は、醤油だけで、砂糖も加えて、あるいはきな粉で、といろいろあるが、僕が好きなのは海苔で巻いて醤油で。今年初めて試したのは、納豆といっしょにという食べ方。家人が『リトルフォレスト』で見つけてきた食べ方なのだが、砂糖と納豆で食べるとあるのだそうだ。僕の味覚的には砂糖はいまいちだが、納豆と醤油なら悪くない。さらに海苔で巻いてもおいしい。焼き餅でやってもあまり美味しくなさそうだから、ひょっとすると搗きたてならではの食べ方といえるかも。

P1050439そして!、じつは僕的メインはこれだったりするのだが(笑)、これまた恒例の猪鍋。猪鍋は、しゃぶしゃぶ肉よりはちょっと分厚いぐらいの猪肉をしっかりと煮こむのがいい。猪肉が柔らかくなればできあがり。このころには、いっしょに入れた牛蒡も柔らかくなり、しっかりと旨味がしみこんでいる。

P1050432もう一つこれも紹介。これは家人の父上のオランダからのお土産、ニシンの塩漬けである。刻んで水にさらした玉ねぎを散らし、レモンを絞っていただく。塩漬けにされたニシンの脂がいい感じに熟成感を出していてとてもおいしいのだが、家人の父上曰く、日本の玉ねぎはやさしすぎていまいちなのだとか。

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コメント

4ウスと違ったっけ?
ともかく大仕事でしたね。
でも美味しいお餅になりました。
お疲れさまでした。

来年は杵とりも増員希望~
参加者求ム!であります。

投稿: カジン | 2007.01.04 19:14

1.5升 x 3臼で4.5升かあ、と計算してた覚えがあるんだが。

手伝ってくれるだけじゃなくって、技を覚えて全国に広めてくれる人募集です。

投稿: manavic | 2007.01.05 16:39

ただ今北海道です。
雪がありません。

わが実家(実家の実家)もある時期までは杵と臼でやってました。年末の楽しい行事。でも搗く人は本当にしんどいと思います。腰を痛めないように・・・。
搗きたての餅はどんな風に食べても美味しいけれど、私は大根おろしでからみ餅が大好きです。納豆も良いですねぇ。

投稿: 吉田(仮) | 2007.01.06 14:22

そうそう、大根おろしはぜひともと毎年思いながらまだ試させてもらってないですねー。腰はだいじょうぶなのですが、右手、右腕にかなりきました。箸を持つ手も震える、みたいな(笑)。握力が入らないので、年末年始、重いお皿など怖くてぜんぶ両手で持ってました。

投稿: manavic | 2007.01.06 17:03

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