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2007.01.31

ヤマダイ[ニュータッチ]「香ばし野菜塩らーめん」を食べる

Yamadai_koubashiyasaishioP1050754僕的にはじつに半年ぶりとなるヤマダイのカップ麺。僕が好きな凄麺シリーズではないのだが、久しぶりだし、最近野菜のカップ麺好きだしと思って買ってみた。あとで知ったのだが、デイリーヤマザキ限定らしい。パッケージを開けると、こんな感じで、麺の中央が凹んでいる。具材をのせてお湯を注いだときに、具材がうえまでひたひたになるように、という工夫? 食べてみると、麺◎、スープ○、具○〜△、という感じ。具がいまいちなのは、一部噛みきれないぐらいかしかしなところが混ざっているのと、野菜ラーメン独特の旨味が感じられないところ。パッケージのシママースの解説、天日塩を海水にとかし云々を読み、そうやって作るの!?、と思って調べてみたら、ほんとにそうやって作るのだそうだ。それも溶かしこむ方の塩には輸入塩が使われたり、釜で煮詰めたりするのは比較的新しい製法だったりと、だいぶ僕のイメージは間違っていたようだ。もう一つ別の話、僕が一シーズン前にはまった凄麺の「冬の塩らーめん」、今シーズンも発売されていたらしい。見かけなかったなあ。

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中村屋「インドカリー 牛肉と豆のキーマ」を食べる

Nakamuraya_keemaP1050688今までどれひとつしてはずれのなかった中村屋の「インドカリー」。今回食べてみたのはキーマ。もともと中村屋のカレーはどれもスパイシーだから(辛い、という意味ではなく、スパイスがよく利いている、という意味で)、キーマだからといってとくにスパイシーだという印象はない。むしろ肉の旨味を強く感じる。カレーをほめるにはいささか不自然なほめ方かもしれないが、この旨味のおかげでごはんがとてもおいしく感じる。ようは「おかず」としてとてもいけてるのである。「豆」はガルバンゾ。これもほくほくしていて◎。中村屋のラインナップにはまだ食べていないものがいくつかあるので、これからも楽しみ。

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2007.01.30

家人の誕生日・1

P1050650先日は家人の誕生日。たくさんの方々にお祝いしていただきました。家人になりかわって御礼申しあげます。さて、問題の日は昼・夜の二部構成。昼は、去年は掘りたての筍をもって遊びに来てくれた写真家夫婦が、キッズを連れて遊びに来てくれた。二人が結婚する前から、この二人が来たら中華、というのがなぜかお約束で、この日もやっぱり中華。写真はワタリガニのピリ辛炒め。今回初めて中華式でワタリガニを下ろしたのだが、これがすごい。まず腹側の前掛けを外す。これはふつう。その次に何と水平の包丁を入れて背側と腹側を切り離してしまうのである。うおー、手ぇ切るぅー、手ぇ切るぅー、と叫びながら何とか切り離したのだが、できあがったものを見て納得。これならたしかに身がほとんど剥き出しになり、食べる側はソースの絡まった蟹と必要以上に悪戦苦闘しなくても済むわけである。しかしめちゃめちゃ怖いので、真似するときはいい包丁でやってね。

このあたりまではよかったのだが、昼間から飲み出したのがたたり、夜の部は大変なことに……

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エースコック「東京でみつけた香る魚だし系とんこつ醤油らーめん」を食べる

Acecock_tokyosakanadashiP1050717続いてこちらは、東京のとんこつ醤油。魚だし系とあるとおり魚介系のだしがよく利いている。どしっと重いタイプのWスープである。新潟のほうはほんと、うどんみたいだったのだが、こちらはどこで食べたことのあるようなわかりやすいカップ麺。長いこと覚えていられるような味ではないけど、安心して食べることのできるナイスな一杯。

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エースコック「新潟でみつけた煮干背脂系醤油ラーメン」を食べる

Acecock_niigataseaburaP1050698エースコックの「みつけた」シリーズをふたつ続けて食べてみた。一つ目はこれ、新潟煮干背脂系醤油ラーメン。どのあたりが新潟風なのだろうと思っていたのだが、じつは煮干×背脂×太麺というのが燕三条系と総称される新潟のご当地ラーメンのひとつなのだそうだ。今回のカップ麺では、太麺は平打ち麺。もちっとしていて食べごたえがあるのはいいのだが、煮干がけっこう利いていることもあり、なんだかほんとにうどんを食べているみたい。どうでもいいんだけど、「燕三条」は上越新幹線の駅名としてしか知らなかったんだけど、燕市と、三条市、ふたつの市だったのね。

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2007.01.29

最近食べたもの

年が明けてからというもの何だかとても忙しい。こういうブログって、食べたものをちょこちょこと日記っぽく定期的に書いた方が面白いんだろうけど、なかなかそれができないでいる。そんなわけで、年明けから食べた「ちょっとしたもの」をまとめて紹介。

Dvc00127今年の仕事始めはB湖の畔のH市へ4日間の出稼ぎ。朝ないしは昼から夜までの仕事だったから、毎日H市で早めの夕食をとったのだが、最大の収穫はおいしい赤蕪の糠漬けに出会ったこと。今まで食べたことのない味の赤蕪の漬け物だと思っていたのだが、翌日の朝日新聞の地域面で、今では漬けやすい甘酢漬けが主流になったが昔は赤蕪はみな糠漬けだったという話を読んで納得。おいしい赤蕪に出会った食堂では漬物や鮒寿司の販売もしていたのだが、残念ながら赤蕪は売り切れ。またのお楽しみとなった。写真は最後の二日間続けて食べたスーパーのねぎとろ太巻き。なんと1本で398円。1本丸ごとだからちゃんとヘタもついている。もちろん本物のトロではないのだろうけれど、これはお買い得。

P1050507P1050510これは、男前豆腐店の新製品(?)、ジョニ男。あいかわらず濃厚な味で甘味すら感じる。豆腐というよりはプリン。醤油など使わずにそのままでもいけるぐらい。大きさが食べきりサイズと手頃なのも嬉しい。

P1050531家人がめずらしく料理をした。作ったのはドライカレー。なかなかおいしいんだけど、隠し味のつもりだったウスターソースを入れすぎたとかで、完全なソース味になっていた。ソースカレーというものだと割り切ってしまえば、つまりカレーのヴァリアントとしてではなくソース焼そばなんかの仲間だと思ってしまえば、それで案外気にならないのかもしれないが。

P1050534P1050538先日I+K夫妻のお宅にお招きいただいたとき、お土産を探しに高島屋に寄った。結局お土産には、僕が昔から好きな富山の銀盤酒造の「米の芯」を選んだのだが、待ち合わせた家人が来るまでの間、一人で漬物大試食大会。その結果選んだのがこのふたつ、土井のはんなり漬シリーズのしそ漬大根と茄子。どちらも感動するほど旨いというわけではないのだが、わかりやすく旨い。しかし漬物売り場を二周して家人と会うころには口がまったく化学調味料の口になっていたのには閉口した。けっして化調反対派ではないつもりだが、漬物ぐらい、自然の旨味でいいんじゃないかと思わずにはいられない。

P1050541P1050543七草粥は7日に食べるものだが、うちはいつも数日遅れ。去年は8日にI+K夫妻をお招きしてうちでやったのだが、今年のその日は僕たちがお招きされていた。今年は翌日の9日に。うちはあまり刻まないで七草を入れる流儀。七草なんておいしいものではないのだから、せめて一つひとつ確認しながら食べたいという気持ちである。粥の炊き方だけはこの一年で上手になったかも。

P1050579P1050585冒頭で赤蕪のことを書いたが、じつはそのおいしい糠漬けの蕪に出会う前に自分で甘酢漬けを試していた。重石をかけて一日下漬け、それから甘酢で本漬けをするのだが、中まできちんと色が入ったのには自分でもびっくり。ただ今回は甘酢のバランスが今ひとつ僕の好みではなかったので、この冬の間にもう一度ぐらい試したいものである。胡瓜、茄子の糠漬けも自家製。玄米には甘酢漬けよりもやっぱり糠漬けかな。味噌汁に入っているのは芹なのだが、芹は大好きな野菜のひとつ。べちゃっとしてしまうともったいないので、火を止める直前に入れる。

P1050605P1050598これはある日の晩ごはん。去年の終わり頃、某妻☆木君の「代理」でとある割烹でごはんを食べた。そのときに何の肉だったか、焼いた肉にかんずりが添えられていた。それの真似を今回は豚のフィレで。けちって炭を少ししか熾さなかったことが災いして、肉が上手に焼けなかったのが大失敗だったが、かんずりとの相性は抜群。かんずりといえば、唐辛子を雪にさらして熟成させるものだが、今年は雪が少ないから標高の高いところまで唐辛子をもって上がってさらすのだそうだ。今回初めて知ったのは、雪にさらす前に塩漬けすることと、さらしたあとの熟成の段階で麹を使うこと。もしかして、乳酸菌とコウジカビとダブルですか? 左の写真ははたけしめじ。そのものしか写っていないので大きさがわかりにくいが、かなり立派で、食べ応えもよし、味もよし。これもそうなのだが、きのこを買うなら高島屋。タモギタケ、ヤマブシタケ、ヤナギマツタケなど、ちょっと変わったきのこが100円前後で買えるほか、高級きのこ(?)も充実。ついでにいうと野菜もよい。肉や魚はなかなか手が出ない値段だけど。

P1050623高島屋の地下からやってきたアイテムをもう一つ紹介。これは静岡産の海老芋の衣かつぎ。京都産は高くて手が出ないのだが、これなら1パック298円。ごはんを作っている間に衣かつぎを蒸しては、つるっと剥いて食べるのが最近のマイブーム。小さいころ、祖母と母親が忙しそうにしている夕方の台所でこれを食べさせてもらったのを思いだす。この小芋、「きぬかつぎ」の名で売られていたが、志の島忠さん他の『にほん料理名ものしり事典』によれば、衣は「かつ」(担)ぐでのはなく「かづ」(被)くものだから、本来であれば「衣かづき」が正しいのだとか。

P1050627P1050628これはまた別の日の晩ごはん。書きたいのはごはんの隣の小さい器に入っている味噌のこと。これは家人が作ったのだが、「ばっけ味噌」というものなのだそうだ。ばっけとは東北地方で蕗の薹のこと、ようは蕗の薹味噌である。家人が作るのを横で眺めていたのだが、作り方も至って簡単、味噌と砂糖、酒などを合わせて熱をかけながら練ったところに、あくを抜いて細かく刻んだ「ばっけ」を混ぜこむだけである。ネットを見ると、蕗の薹をあらかじめ湯通ししたり炒めたりしている作り方もあるけど、あく、えぐみの心配だけであれば、生のままでもぜんぜんじゅうぶんである。むしろ蕗の薹の存在感がフレッシュに伝わってきて心地よい。本来ならば東北の味噌で作るのがいいんだろうけど残念ながら冷蔵庫に在庫はなし。せめてできるだけ北のほうで造られた味噌で、ということで信州味噌。味噌に蕗の薹を混ぜこんだだけといえばたしかにそのとおりだが、今のように食べ物のヴァリエイションがなかった大昔の人たちが、いつでもある味噌の季節のものを混ぜこんで少しでも食卓に楽しみを見つけようとしたその名残だと思うと、先人たちの知恵や工夫に頭の下がる想いである。

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日清「なるトモ!焼そば 神戸ぼっかけ焼そば」を食べる

Nisshin_narutomoyakisobaP1050589家人がもらってきたカップ焼そば。よみうりテレビの朝の番組、「なるトモ!」と日清のタイアップ商品である。パッケージにあるよう「ぼっかけ」というのは、神戸は長田の名物で、牛すじ肉とこんにゃくを甘辛く煮こんだもので、これを焼そばその他いろいろなものにトッピングとして「ぶっかけ」ルカら「ぼっかけ」なのだそうだ。初めて食べてみたのだが、なかなかおいしい。長田ソースを使用したというソースは独特のやさしい感じで、これも◎。角切りっぽい生麺も◎。どうしてもソース焼そばが食べたくなった酔っぱらいの夜中に食べても、あとで後悔しない素敵な焼そば(笑)。紀州南高梅を使ったうどんもあるみたいだけど、こっちのほうがいかにも吉本の芸人の発案といった趣があって(実のところの発案者が誰かは知らないが)いいなあ。

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2007.01.28

日清「GooTa 焼豚叉焼麺【鶏ガラ醤油味】」を食べる

Nisshin_goota_yakibutachashP1050692不良在庫になりかけていたもうひとつの具多はこれ。作ってみたらプレーンな仕上がりの醤油ラーメンでびっくり。ご存じ(ご覧)のとおり具多のパッケージには具材の名称+「麺」が商品名として大きく書かれているから、ついついこれだけ見て買ってしまう。作るときも同じ。よし、今日は焼豚叉焼麺でいこう!、みたいな感じで、どんなスープに件の叉焼が浮かんでいるかなどちっとも考えていなかった、ということにあらためて気がついた。それはともかく、このスープが僕的にはなかなか好き。じんわりと旨い支那そば系のスープで嫌味がないのだ。叉焼も側のところの焦げ目が香ばしくてよい。前回の「とろ煮豚麺」のように分厚いのが一枚、よりも、今回のもののように少し薄めだけど二枚、のほうが僕としては嬉しい。そんなわけで、なかなかに僕好みの具多でした。

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日清「GooTa とろ煮豚麺【濃厚豚骨味】」を食べる

Nisshin_goota_toronibutaP1050633先日の久しぶりの具多がなかなかおいしかったので、うちで不良在庫になりかけていた具多をふたつ続けて食べてみた。一つはこれ、とろ煮豚麺。名前はとろ煮豚麺だが、基本はクリーミーに白濁した豚骨。「新食感 しっかりした細麺」は博多麺の代わり。実際にはちょっと戻しすぎたのかわりと太かったり、またちょっと縮れていたりなどあるのだが、パッケージの写真を見るかぎり、やっぱり博多麺をイメージしているのだろう。全体としては、昔よく具多に感じたやりすぎ感、えぐさを感じないでもないが、それはそれで一杯の九州式豚骨カップ麺としてうまくまとまっている。肝心の「とろ煮豚」はいわゆる巻きバラ。もちろんけっして悪くないのだが、この手の豚骨にあっているかといわれると……。

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2007.01.18

日清「GooTa みそ肉菜麺【豊潤コク味噌味】」を食べる

Nisshin_goota_misonikusaiP1050621ココログの24時間メンテに愚痴を書く暇もないぐらい忙しい。メンテがあってもなくても記事など書いていられないのだ。そんなわけで、カップ麺。新しいものが出れば必ず買うのに、持って帰るとなぜか食指が動かない日清具多はなんとほぼ半年ぶり。今回は味噌。「肉菜」のネーミングを裏切らない肉の量、そして野菜の量。肉はミンチとはふつう呼ばないぐらいの粗いミンチと、さらに一回り大きい肉がレトルトで。野菜は乾燥具材に加え、レトルトの中から鼈甲色の玉ねぎが。食べてから思ったのだが、これは最後までおいておいてスープをおいしくしてもらうのが正しい食べ方? いずれにせよ、久々の具多は予想の反して(失礼)、とてもおいしかった。味噌味がしつこいこともなく、いつもの具多のやりすぎ感もなく、バランスがよくて具材がおいしい、という具多のあるべき姿ともいうべき(?)具多。

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2007.01.14

三田屋総本家「黒毛和牛のビーフカレー」を食べる

Sandaya_kurogewagyuP1050548今年初めての(というかほぼ二ヶ月ぶりの)レトルトは、去年頂いた三田屋のビーフカレー。年をまたいでしまったが頂いてみた。お肉屋さんのビーフカレーといっても、すごい牛肉が入っているというわけではなく、大きなかたまりはどうやらすじ肉らしい。さすがに肉は美味。全体としては、甘味の強いもったりとしたルーで、ファミリー・カレー(?)といった趣き。マッシュルームが入っているあたりを考えても、こういう甘く優しいカレーを意図的に狙っているのだろう。そういうそういうカレーで僕も好きなのだが、肉が売りなら同じもったりした洋食系のカレーでももっと硬派なルーのほうがいいのでは、とも思う。ごちそうさま。

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2007.01.13

十勝新津製麺「〆の一杯 あっさり醤油ラーメン」を食べる

Tokachiniitsu_shimenoippaiP1050574さて、いよいよここからが今年に入って食べたラーメン。年明け一杯目が「〆の一杯」というのもどうかと思うがまあそれはいいとしよう(笑)。「あっさり醤油ラーメン」、「飲んだ後の体にやさし〜胃?」(笑)、とあるように、わりとクリアなスープの醤油ラーメン。しかし、けっこう味は複雑だし、塩気、醤油の味は強く、あくまでも「飲んだ後」仕様。「しじみエキス入り」とあるように、液体スープの封を切ると蜆の香りがぷーんとするのだが、スープに溶かして混ぜてしまうとその風味もかき消されてしまいちょっと残念。もちろんこういう一味一味が、スープ全体の複雑さに貢献しているんだろうけれど。レトルト具材は薄切り豚バラとメンマ。メンマはいまいちだが、豚バラはちょっとかすっとする感じもあるものの平均点以上。海苔はたくさん入っているので、好みに合わせてちょっとずつ入れるのが○かも。同じく後入れの胡椒は◎。もう一息という気もしないではないが、こういうタイプって、そもそもカップ麺では難しいんじゃないのかなということを考えれば、大健闘、かな。

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2007.01.12

第12講:華祥へ

17年近く前京都に引っ越してきて初めてすんだのが百万遍。かれこれ10年以上その周辺に住んだので、じゃあもう庭ですね、とよくいわれるのだがそうでもない。その当時から、好きな店には通いつめる、新しい店にはよほどのきっかけがないとまず行かない、という体質だったのもあるし、もう一つには、街はずれの学生街なのに案外店の入れ替わりが激しいという事情もあるのだ。17年前にはなかったような、小洒落た、味もいい店が増えるのはおおいに結構だが、気のいいおっちゃんがやっている小さい店が、学生がバイトで働く大規模のチェーン店にとって代わられるのは胸が痛む。学生の内輪で閉じてしまいそうな生活の中で、僕に「京都」を教えてくれたのは、ごはん屋のおっちゃん、おばちゃんたちだった。他所から来て、やっぱり他所から来た学生たちが働く店で飯を食い、酒を飲むのであれば、それは京都に住みながら京都に済んでいないようなものである。

Dvc00131今日行ったのは、僕が百万遍を離れたあとにできたお店。学生時代しょっちゅう利用した5円コピーが、気がついたらとても美味しい中華屋さんになっていたのである。小さいお店で、メニューも、ふつうの町の中華屋みたいに何でもありますというスタイルではなく、その分味はたしか。何といってもご主人は、僕が中華の師と(勝手に)仰ぐK御大の先輩にあたる方なのだから。今日いただいたのは担々麺。写真を撮らなかったのが今になって悔やまれぐらい美しい朱色のスープ。味ももちろん絶品で、担々麺党汁なし派からスープ派へ転向しようかと思うぐらいのコクの深さ。そしていつもながらのご主人の職人気質に心洗われ。ごちそうさまでした。

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2007.01.11

魔法の湯豆腐

Dvc00129連休前のある日、I+Kご夫妻から、湯豆腐でもどうですかとお誘いを頂いた。何でも「面白い水」があるのだという。その日は昼から某所で新年会だったため、お宅にお邪魔するころには大変失礼ながらけっこうお酒も入っていた。不覚にも途中でうつらうつらしてしまい、目が覚めると「魔法の湯豆腐」ができあがっていた。携帯のカメラで撮った写真ではちょっとわかりにくいかもしれないが、ちょうどひきあげ湯葉のようにとろっとした白い膜状のものができあがっているのである。寝起きで酔っ払いの僕には、まるで何が何だかわからなかったのだが、これが美味しい。この「膜」自体も美味しいし、豆腐に絡まったこの膜がぽん酢をしっかり受けとめてくれるので、ふつうの湯豆腐のように味のついただしと豆腐とが乖離している印象がない。もちろん薄味のだしで豆腐を素に近い状態で頂くのも湯豆腐の醍醐味だけど、こうしてしっかり味でガッツリと豆腐を頂くのもまたよし。

P1050560その「魔法の水」を何とお土産に頂いてしまった。その日は、どうしてこんな風になるんだろうねえ、何が入ってるんだろうねえ、何も入ってないのにねえとみなで首を傾げていたのだが(もっともみなさんはすべて事情をご存じで、本当に首を傾げていたのは途中寝てしまった僕だけだったのだが、それにすら気がつかないぐらい頭がぼーっとしていた!)、この「魔法の水」の成分が固まって白い膜になるというのがそもそも僕の思いこみで、じつは白い膜はこの水によって豆腐が溶けだしたものだった。ううむ、なるほど。

P1050572もう一つお土産に頂いたのがこれ、この日お豆腐をいっしょに頂いたぽん酢。生協で販売されているものなのだが、しっかりした味でとても美味しいのだ。生協だからもちろん無化調。くれとばかりに旨い!、を連発した僕が悪いのだが、なんと一本空けてないのがあるからと下さった。ほんとにごめんなさい! でもこれからのぽん酢料理(?)がとても楽しみです。何から何までごちそうさまでした!。

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玄米の食べ方

「玄米って美味しいの?」と聞かれることがあります。そんな時の私の答えは決まっています。「はい、世界一です」

マクロビオティックの普及団体、日本CI協会の会長、勝又靖彦氏は協会のHPにこう書いていらっしゃる。僕は玄米食は嫌いではないが、玄米が世界一おいしいといわれると、正直、抵抗がないではない。今年の初めに精米機を買ってから七分づき、五分づき、三分づき、玄米といろいろな米の食べ方を試したが、それをとおして、やはり米は白米で食べておいしいことを目指して進化してきたのだと痛感した。そういう意味では、玄米が白米より旨いともしいわれると、そういうものかなあと訝しく思ってしまう面もある。しかし逆に、勝又氏が述べていらっしゃるよう、なるほど玄米を一口一口噛みしめながら食べる体験には他の何にも代えがたいものがある。だとすると、その「代えがたい体験」を「おいしい」と表現するかどうかというだけの、たんなる言葉の問題なのかもしれない。

P1050183玄米をさらにおいしくなのか、できるだけおいしくなのかはわからないが、おいしく食べる工夫もそれなりにがんばっている。写真は黒米と炊いた玄米。これはおいしく食べる、というよりは、奇を衒っただけという気もしないでもないが、黒米と食べれば健康にいいことをしている気になれる度合い3割増しです(笑)。

P1050195何度も言及している「キット」には「玄米チャーハン」なるメニューもあったので、炒飯も試してみた。写真は梅と椎茸の炒飯。マクロビしばりだと玉子が使えないので、上手にぱらぱらになるかななどと心配したが、要らぬ心配だった。玄米がふっくら炊きあがらない方が炒飯には向いていたりして(笑)。炒め油も極力減らそうということで、炊くときに少しだけ油を足して炊き、炒めるときには油を足さずにチタンの中華鍋で炒めた。肝心の味のほうはなかなかで、それで思ったのは、玄米は炒めるという調理法、あるいは油と相性がいいのかな、ということ。炒めて食べるとなると、いろいろ具材の可能性も広がるわけで、これはなかなか面白いかもしれない。

P1050248これはひじきと竹輪で炊きこんだごはん。これもなかなか美味しいのだが、ひじき自体油で炒めて炊くものだから、やはり玄米は油と相性がいいのかも。ちなみに竹輪は先日Iがお土産にくれた宇和島の「牛鬼ちくわ」。また遠くのものを使ってしまいましたが、これも旨いです(笑)。

P1050249玄米を上手に炊くことができるようになってくると、プレーンの玄米も悪くはない。いろいろ試してからプレーンの玄米が美味しかったりすると、たしかに玄米旨いかも、などと思ってしまう。写真のように、いつもは家で漬けた糠漬けと食べるのだが、さっきの梅チャーハンではないが、梅干しもよく合う。ただし梅干しは陰陽的にはかなり陽性。陽性体質の僕が梅干し好きなのはマクロビ的には間違い?(笑) 陰陽といえば、上の二つの味噌汁は豆腐のお味噌汁だけど、味噌は陽性、豆腐は陰性なので、マクロビ的には味噌汁の具には豆腐がよろしいようで。

P1050544P1050553最初は炊飯器で炊いてみたり、ふつうに羽釜で炊いてみたりしていたのだが、最近はこんな感じで炊いてます。濡れ布巾で穴をふさいで、さらに1kgの重石。強火で沸かして、それから1時間ぐらい火を通す。最後に水気を飛ばして、15分ぐらい蒸らしたらできあがり。こうするとかなりふっくら炊けます。ふっくら炊けると、たしかに香ばしい香りを味わいながら漬物だけで食べるのもよし。なかなか奥深いですね。もうちょっといろいろ試してみます。

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2007.01.10

明星「うまさ極まる! ラーメンの底力 中太麺と濃厚みそ」を食べる

Myoojo_sokojikaramisoP1050303もう一つだけ、年末に食べたカップ麺。味噌ラーメンはそれほど好みではないのだが、最近わりと明星の「スーパーノンフライ製法」麺が好き、それがこんな大写しになっていたらかわずにはいられないっしょ、と買ったもの。パッケージに「写真は接写撮影で麺の特徴を強調しました」と書かれているのだが(笑)、たしかに強調されてます。写真では断面が四角いタイプの麺のように見えるので、ほんとにしこしこしたタイプの麺を想像してしまうが、そこまでしこしこではなく、わりとふつうに腰のある麺。スープは、「濃厚みそ」といわれると味噌が濃い状態を想像してしまうが、けっしてそうではなく、旨味の強い味噌スープといった感じ。これには背脂が貢献しているのかも。肉が叉焼ではないこともあわせて考えると、どちらかといえば、野菜の旨味で食べる味噌ラーメン、という感じかな。インパクトで食べさせるタイプではないが、なりに旨い一杯。

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2007.01.08

Iといっしょに北海道の海の幸

P1050145さらにさかのぼって、先月中頃の話。高知のIが京都に来ることになった。うちに寄ってくれるという。そうこういっていたら、Iが到着する前にお土産が先に届いた。宇和島名物(なのだとIに教えてもらった)、じゃこ天である。もらったのは、じゃこ天と身てんぷらと牛鬼ちくわの三点セット。ようはどれも魚のすり身をあげたものなのだが、じゃこ天という名前は原料に使われるホタルジャコの名に由来するのだそうだ。じゃこ天はちょっとじょりっとした食感がいい。僕が好きだったのは身てんぷら。薄くそぎ切りにして醤油と山葵で食べても旨いし、じゃこ天同様火で炙って食べても旨い。炙ると餅のように白い身てんぷらが、それこそ餅さながらにふくらむのが面白い。餅のようにふくらんでいる写真をお見せしたかったのだが、いつか写真に収めようと思っているうちにバカ家人が冷蔵庫に残っていたものを根こそぎ食べてしまったので、写真はなし。

P1050157P1050153この日はIだけではなく、Iとも僕とも旧知の間柄のYも来てくれて、家人ともども四人で静かに楽しいごはん。じつは僕もこの日にあわせて、先日北海道で海の幸を注文してあった。いつもの小樽の中村鮮魚店である。今回は雲丹、毛蟹、牡丹海老、帆立、あと見えていないけど蝦蛄。おまけとして岩海苔も入れてくださってあった。いつもながらどれもなかなか。毛蟹はすでに茹でてあるものなので、そのままほぐしてほんのり酢醤油でいただく。雲丹、牡丹海老、帆立の半分はお寿司に(毎回書いている気がするが、雲丹は海苔と寿司飯と食べるのが一番好きだ)。炭火で焼いたのは残りの帆立と、こちらで見つけた蛸。蛸の手前に移っているのは焼いた帆立だが、この貝柱の大きさ! 圧巻である。

P1050170P1050174翌日、家人と残りものをいただく。右の写真は、この間も書いた牡蠣のムニエル。牡蠣は残りものじゃないのだけど、たまたま美味しそうなのを見つけたので。この日のワインはLe Roy: Bourgogne [Blanc] 1997。ワイン自体もなかなかいい感じなのだが、これぐらいしっかりしたワインと牡蠣がよくあうというのが僕的には感動。やっぱりバターを使うとぜんぜん違うね。パスタは蝦蛄と菜の花と雲丹。こちらはこちらで、磯らしい香りを苦みにある菜の花でまとめるという趣向なのだが、それはそれでいい感じ。

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2007.01.07

日清「行列のできる店のラーメン 熊本 特濃黒トロとんこつ」を食べる

まだまだ続く、年末食べたカップ麺。

Nisshin_gyoretsu_kumamotoP1050243熊本ラーメンというと、京都駅ビルの拉麺小路に入っている桂花ぐらいしか、リアル店舗の記憶はないのだが、やっぱり豚骨が主流なのだろうか。桂花の豚骨スープは、僕たちが豚骨と聞いて真っ先に思い浮かべる白い豚骨スープだったが、今回のカップ麺はその名も「黒トロとんこつ」、写真を見てもわかるとおり黒いのだ。ようは乳濁化した豚骨スープと醤油をあわせてみましたということなのだけど、たしかに「特濃」。叉焼は乾燥の叉焼ではこんな分厚いのは見たことがないという分厚さだが、分厚いだけに乾燥叉焼のかすっとした感じが際だち残念。以前このシリーズの京都を食べたときにも思ったのだが、やりたいことはわかるのだが……、という感じ。

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2007.01.06

十勝新津製麺「中村屋 かけそば〔しお〕」を食べる

Tokachiniitsu_nakamurayaP1050233これも年末に食べたもの。「らーめんの最終型」を謳った中村屋のカップ麺。パッケージにも書かれているとおり、麺を戻す時間が細かく指定されている。それに対する店主中村氏なりの理由も裏面に記されている。僕はここで「オススメ」とされている、1分30秒で特製スープ(2種)を投入、2分45秒で調味油と乾燥具材を投入、3分でいただきます、という「作り方」に挑戦したのだが、これがなかなかスムーズにいかない。カップ麺作るときって案外時間かかってるものだなと認識次第。叉焼、メンマなどの具が一切入っていないことは、パッケージの「具材は入っていません」で最初からわかっている。食べてみればわかっていてもやはりさみしいものなのだし、そこまで最初から想像がついていそうなものなのだが、それでも「旨いスープで旨い麺をシンプルに」と誘われるとついつい手を出してしまうというのはいったい何なのだろう(笑)。結局それなりに美味しくいただいたのだが、気になるのは二点、こういうラーメンはやはり生麺でないと厳しいんじゃないのかということと、魚介系のだしを利かせるのはいいがパウダーってのはいかがなものかということ。個人的には面白いカップ麺と思うだけにそこが残念。

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2007.01.05

クリスマス

P1050261もう少しさかのぼり、これまた恒例、クリスマス宴会の話。最初は前菜、牡蠣のムニエル。北海道に行ったとき、札幌のレ・トワムートンさんで牡蠣のソテーのサラダ仕立てや、小樽のバラヴィンさんで、牡蠣とタチ(=鱈の白子)のムニエルをいただいてから、何度か試しているもの。垣花間だとワイを極端に選んでしまう食材だと思うが、ムニエルにすると生臭さも立ちにくく、幅広い白ワインと合うというのが発見。加熱用の味の濃い牡蠣でぜひ試してみてください。

P1050263そして、猪のパッパルデッレ。冬になると、この幅広パスタ、パッパルデッレを、お肉のラグーで食べたくなるのだが、今回はたまたまカナダ産の猪のバラが手に入ったので、猪でいうことになった。とくにくせがあるわけでもなく、野趣にあふれるというわけでもないのだが、脂が旨いのは猪ならではかもしれない。パッパルデッレは卵たっぷりで打ってみた。これともう一つ、手頃な値段で生のズワイガニが手に入ったので、それでリゾットを作ってみた。ほんとは白髪湯のような、真っ白で薄味のリゾットに蟹の風味を付けて脚を一本添えて、などと気の利いたことを考えてみたのだが、蟹風味があまりにしっかりついてしまったので方針変更。味噌も入れてがっつり蟹です、みたいなリゾットになってしまった。

P1050273その後箸休めに、聖護院蕪のポタージュ。いかにもという感じだけど、これも狙ったわけではなく、たまたま大きな聖護院蕪が150円で売られていたから。僕はじつは蕪のポタージュなんて作るのは初めてだった(というかポタージュ自体ほんの数度しか作ったことがない)のだけれど、ちょうど前日に蕪のポタージュを作ったところというあずぶぅが仕上げのところをぜんぶやってくれた。最後は鹿肉。鹿はこれまたカナダ産で、部位としてはテンダーロイン。真っ赤っけのお肉で、いかにも鹿というのが嬉しい。真ん中のきのこは、セップ茸と舞茸。セップは冷凍物なのだが、それでも香りがいい。

P1050499P1050278この日は悪友のBが奮発して、飲みきれないぐらいのワインをもってきてくれた。なかでもこれ! メインの鹿にと何とChâteau Cheval Blanc: St. Emilion Grand Cru 1997! うちの料理なんかにはもったいないようなお味でした、はい。牡蠣のころに飲んだFrançois Villard: Condrieu Grand Vallon 2005も05とは思えない充実感。Bからはチーズももらう。そしてチーズはBだけでなくI+Kご夫妻からもたくさんいただいてしまった。こんなにもたくさんのチーズを家で食べれるなんて! 他にもいっぱいお土産をいただきました。本当にみなさん、ごちそうさまでした!

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サンヨー食品[サッポロ一番]「スープカレー麺」を食べる

カップ麺も少しだけ時間をさかのぼって、年の瀬に食べたカップ麺をいくつか紹介。今年も素敵なカップ麺に出会えますように。

Sapporo1ban_soupcurryP1050193去年は初めて本場札幌でスープカレーを食べたわけだが、こちらに帰ってきたらこんなカップ麺を見つけたので食べてみた。一口食べて思ったのは、カレーで麺といえばカレーうどんという口になってしまっているのだなということ。麺が細かったり、スープにとろみがついていないのが何とも不思議な感覚。それはともかく、味のほうだが、ちょっとだけ安カレーの香りがすること以外はなかなか。きちんと旨みがあっておいしい。パッケージに「ゴハンによく合う」と書いてあるのにはあとになるまで気がつかなかったのだが、なかなかおいしかったので、自然と食卓にあったお冷やを入れていた。これが入れてみるとあら不思議、合うというよりもスープまでおいしくなったように感じるのだ。ごはんってすごいなあといったらサッポロ一番に失礼だが、いや、ほんとにびっくり。しかしここまで合っちゃうと何のためのスープカレー麺かという話なのだけど(笑)。しかしパッケージの「for Men」というのはいったい何だかなあ(笑)。

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2007.01.04

丹波へ

P1050359もう少し時間をさかのぼって、もう一つ年末恒例の行事、丹波の餅つきの話。丹波に着いてみると丹波は前日からの雪が写真のとおり思いきり積もっていた。

P1050308早速晩ごはん。鍋をしたいから白菜を、とお願いしたら、こんなすごい白菜が! 農業をしていらっしゃる知り合いの方からいただいたのだとか。
P1050311 鍋は、京都で家人が家人のお父上と買い求めたあんこうで。いわゆるあんこうの「七つ道具」の一つである皮のゼラチンがたまらない。同じく七つ道具の一、肝は、あん肝として食べるかそれともだしに濾し入れるかについて延々話をしたのだが、火を通してみたら意外に上手にできたので(ちょっと火が通りすぎたけど)、あん肝ぽん酢にて。これもまたよし。
P1050339 最後はもちろん(?)雑炊。これまた絶品。

P1050337P1050342家人が漬け物をいろいろと持参した。家人のおじいちゃん、おばあちゃんに千枚漬けをおすすめしたら(左)、何と自家製の千枚漬けが(右)! 道具がないさかい薄ぅ切られへん、とおばあちゃんはおっしゃていた。左の市販品に比べるとたしかにいくぶん分厚いが、味がとてもよいのである。僕もこの冬は一度自分で漬けてみようと思っていたのだけれど、いい勉強させていただきました。右は恥ずかしながらもっていったうちの糠漬け。茄子は最近いい感じ。大根は今回初めてうまくいったかな、という感じ。

P1050346P1050356長い夜のお供は、先日いただいた、Gros Frère et Sœur: Bourgogne Haute-Côtes-de-Nuits 2003。左の写真は家人の父上のお土産。チョコレートなのだが、何とマールのチョコレートとスコッチのチョコレート。食べてみると、うーん、いわれたらわかるかな、という感じなのだが、もともとのチョコレートがおいしいので幸せ。

P1050385夜食に、家人の父上お手製のハウス・ジャワカレーをいただく。ちょっとだけのつもりで小鉢に一杯だけいただいたのだが、野菜たっぷりの懐かしい味に火がついた食欲は留まるところを知らずおかわり、翌日の思いきり備えてしまいました(笑)。

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そして餅つき

P1050401翌朝はまず臼を運ぶところから。前年まではふだん臼がおかれている物置で搗いていたのだが、今年からは母屋で搗くことになったのだ。室内で搗くのは、何分寒い時期のことだから搗いている間に餅が冷えてしまわないように。
P1050425  糯米が蒸し上がったら、すぐに臼へ。念のために書いておくと、蒸し上がった米めがけていきなり杵を振りあげるのではない。最初はまず杵の先でぐちゅぐちゅと糯米を潰すのである。これが簡単そうに見えて意外と難しく、楽そうに見えてなかなかしんどい。糯米がほどよくかたまりになったところでようやく搗き始めだ。この日は結局餅を一升半×3臼、こがね(糯米に粳米を混ぜ粒が残るように搗きあげる餅のことなのだが、丹波ではこう呼ばれている)を2臼。僕は最初の3臼を、さっきの写真でいっしょに臼を運んでいる若者(彼は僕よりだいぶ若いのだ)と二人で搗いたのだが、もう体はがくがく、箸を持つ手まで震える始末である。五年前に初めてお邪魔したときには、まさに体験餅つきで、ほんの数十搗き、申し訳程度に搗かせてもらっただけだったから、3臼も任せてもらえるのは大進歩。とはいえ、年々自分がやらせてもらう仕事の量が増えるたびに、自分がまだやっていない仕事がどれだけ多いかを気付かされる。餅搗きは糯米を水に浸けるところから始まる。いつになったらぜんぶ覚えられるかなあ。

P1050407搗いた餅は頂いて京都に戻っていろんな方にお配りするのだが、搗きたてを食べることができるのは搗いた者の特権。このつきたてのお餅がまた旨いのだ。どれぐらい旨いかというと、生まれて30年餅嫌いで、雑煮も餅なしでとおした僕が餅好きに転向するぐらい旨いのだ。食べ方は、醤油だけで、砂糖も加えて、あるいはきな粉で、といろいろあるが、僕が好きなのは海苔で巻いて醤油で。今年初めて試したのは、納豆といっしょにという食べ方。家人が『リトルフォレスト』で見つけてきた食べ方なのだが、砂糖と納豆で食べるとあるのだそうだ。僕の味覚的には砂糖はいまいちだが、納豆と醤油なら悪くない。さらに海苔で巻いてもおいしい。焼き餅でやってもあまり美味しくなさそうだから、ひょっとすると搗きたてならではの食べ方といえるかも。

P1050439そして!、じつは僕的メインはこれだったりするのだが(笑)、これまた恒例の猪鍋。猪鍋は、しゃぶしゃぶ肉よりはちょっと分厚いぐらいの猪肉をしっかりと煮こむのがいい。猪肉が柔らかくなればできあがり。このころには、いっしょに入れた牛蒡も柔らかくなり、しっかりと旨味がしみこんでいる。

P1050432もう一つこれも紹介。これは家人の父上のオランダからのお土産、ニシンの塩漬けである。刻んで水にさらした玉ねぎを散らし、レモンを絞っていただく。塩漬けにされたニシンの脂がいい感じに熟成感を出していてとてもおいしいのだが、家人の父上曰く、日本の玉ねぎはやさしすぎていまいちなのだとか。

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2007.01.03

年越し、そしてお正月

年末のごはんの話も書けないまま年を越してしまった。旧年中の話とはいえ、せっかくなのでさかのぼりながらぼちぼち書いておこう。
P1050443 毎年大晦日は京都に残っている友人を呼んで鴨鍋。だしは毎年既製品を使っている。醤油ベースでほんのり甘いもの。これに鴨のつくねを入れて炊きながら他の具を準備する。他の準備が終わるころにはいいだしが出ているという寸法。
P1050445 今年の具は、水菜、芹、三つ葉、椎茸、舞茸、白葱、湯葉、それから鴨ロース。芹や三つ葉のような香りのある野菜、それと白葱が旨い。鴨ロースは薄ければしゃぶしゃぶっとするのもいいと思うし、今回のように分厚めのものであれば、パサッとならない程度に煮こむのもおいしいと思う。
P1050447 最後はこの鍋のだしでそばすき(?)をして年越し。これだけは我が家人のアイディアながらいいアイディアだと思う(笑)。

P1050500この日も悪友のBがたくさんワインをもってきてくれたのだが、三本だけ紹介。最初に飲んだDomaine J. A. Ferret: Les Ménétrières Pouilly-Fuissé 2001は、望みうる最高のピュイイ=フュセといったら少し大げさかもしれないが素晴らしい。Jean-Claude Lapalu: Brouilly 2005、E. Guigal: Côtes du Rhône 2002も小粒ながら、鴨を使っている、スープはしっかりで甘味もある、という鴨鍋に合わせるにはぴったりのワイン。B、ごちそうさま!

P1050452元旦は家でおせちをいただき実家に。あなたのところのお雑煮は?、というのは正月が近づくときまってかわされる会話だが、うちはここ数年はずっと白味噌。京都に来たすぐのころは、この京都風の甘い白味噌というものがどうにも苦手だったが、慣れてくると、というかその位置づけが自分のなかではっきりしてくると、ふつうにおいしいと思えるようになった。たとえば白味噌の雑煮にであれば、白味噌の旨味とほんのりとした甘さが、柚子の酸味や香り、三つ葉の風味、それからだしの味と旨くバランスがとれてじつに心地よいものである。それぞれのスタイルにそれぞれのよさがあるとは思うし、そもそも好みの問題でしかないのかもしれないが、餅との相性でいけばこの白味噌の雑煮は、かなりポイント高いんじゃないかなあ。

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2007.01.01

フリーフード宣言

年が明けました。2007年です。あけましておめでとうございます。

P1010485去年は僕にとってはいろいろあった一年でした。仕事でもいろいろあったけど、食でいえばキーワードは、米、醸し、かな? あいかわらず食べてるカップ麺、去年初めて意識して食べ始めたレトルト・カレーなどいろいろあるけど、去年の最大の収穫は米を上手に炊けるようになったこと。ふつうにやって別にこれでおいしいんじゃない?、と思っていることがじつはもっと美味しいときがつける機会なんてめったにないから、米を再発見できたのはとても大きな収穫。こないだも、風邪をひいて熱を出してる妹の家に、米でも研ごうか?、と行ってきたのだけれど(笑)、米を研ぐのが楽しくてしょうがない。でも、お米に限らず今年もいろんな人にお世話になりました。本当にごちそうさま。食べ物は究極的に自分が作るものではけっしてないから、何を口にしてもごちそうさま、なのだけれど、本当にいろんな方に「ごちそうさま!」、です。

年頭だからって何かを言わないといけないわけじゃぜんぜんないんだけど、最近気になっているスローフードのことを少しだけ。こんなことをやってると、それってスローフードといわれたりすることもあるし、スローフードにかんする雑誌記事を読んで僕なりに共感したりすることもある。いわゆるスローフード運動に携わっている知り合いもいたりして、そういう人たちのことはみんな好きなのだけれど、世間で流通しているスローフードをめぐる言説にはどこか首を傾げてしまうところがある。例えば化学調味料。僕は自分でごはんを作るとき、できるだけ化学調味料は使わないようにするけれど、あるいはコンビニで売られているおにぎりにまで化学調味料が使われているのを見たりすると、えっ、って思ったりするけれども、化学調味料が体に悪いなんて思わないし、化学調味料=悪なんてイメージは到底理解できない。僕たちが子供の頃なんて、化学調味料を食べたら頭がよくなるって思ってた大人だっていたんだから。農薬もいっしょ。そりゃ農薬まみれの野菜を食べたいとは思わない。できれば無農薬の野菜のほうがなんか体によさそうな気がするけれど、だけどほんとに無農薬の農作物だけを食べて生きていけるのかなあと思うと案外難しそう。無農薬を唱道する人たちは日本の食糧自給率のことを話題にあげたりするけど、もしも農薬や化学肥料がなかったら土地も狭ければ人件費も高いこの日本という国で本当に農業が今でも続いていたの?、と思ったりもする。

P1020848 いわゆるスローフード・ムーヴメントが間違っているとかそういうことじゃなくって、特定の食材や特定の食べ物を悪くいうのは、そろそろやめにした方がいいんじゃないのかなと思うのです。少なくともある種の食べ物を広告するための言説においては、化学調味料や農薬や化学肥料は悪役にされてるわけだけど、そういう言説が何かの流れにのって流布することを許したら、健康増進法よろしく、それらの食糧を規制する法律ができちゃってもおかしくないわけです。それってどうなん?、と僕は思う。僕は玄米も好きだけどカップラーメンも好き。レトルト・カレーも好きだけど野菜だけで作ったカレーも好き。変なバイアスなんか一切なくって、どっちも自由に食べられるのが一番幸せなのじゃないかと。長い時間をかけて、経済的な面まで含めて無農薬の野菜が選ばれるのならそれでいい、だけどそのプロセスに、農薬ヤバイ!、みたいな言説に踊らされてるわけではないみんなが参加できるのが絶対の最低限の条件だと思うわけです。そんな気持ちで、スローフードならぬフリーフード宣言。好きな食べ物食べて自分で選ぼうよ、というそれだけの話なんだけどね。原材料を知った上で自分が食べるものを選べるのもフリーフード、玄米を買って自分の好きな精米歩合で食べることができるのもフリーフード。パッケージ化されたもののほうが売りやすいし、消費者にとっても楽でいい。でもそのバランスをもうちょっとだけ消費者側に、消費者がコストを背負って移したら実現できるんじゃないのかなあ、フリーフード。そんな気持ちを込めてフリーフード宣言です。

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