« 第9講:割烹 点へ | トップページ | 寿がきや「屋台生まれの伝統の味 京都豚骨しょうゆラーメン」を食べる »

2006.12.02

恒例、ボジョレ宴会

P1040914やってきました、今年も新酒の季節が。みなさん、ボジョレ・ヌーヴォーはもうお召し上がりになりましたか? うちは今年もボジョレ宴会。今年も北は鎌倉、南は山口、西はフランス、スイスから(といっても京都在住の方たちだけど)、大勢の人が集まってくれました。ありがたいことと感謝しています。今年は例年になく僕自身が過密スケジュールだったり、さらには直前体調が悪かったりと、準備に抜かりがあったのが何よりもごめんなさい。

P1040959毎年ボジョレ宴会をしてるんですよ、と人に話すときまって訊かれるのが、料理はどうしてるの?、という質問。たしかにボジョレにあう食べ物というと、種類も限られているし、どちらかというとシャルキュトリなどの方があいそうで、あまり料理という感じではないような気も。写真は前菜。毎年定番のテリーヌ系は、今年は初心に返りパテ・ド・カンパーニュ。ここ何年かはテリーヌを作るときは肉をロボクープで挽いてるのですが、ちょっとロボクープ回しすぎたのか食感がいまいちだったかも。右上の黒いのは、去年に続き牡蠣のオイル漬け。牡蠣をフライパンで乾煎りして出てきた水分を飛ばし、ワインとバルサミコを煮詰めたたれを合わせさらに水分を飛ばしたら、ローリエ、唐辛子、オリーヴ・オイルといっしょに瓶に詰めて数日寝かす。もともとはオイスター・ソースで作るレシピを家人が見つけてきたのがきっかけなんだけど、ワインとバルサミコで作るこのヴァージョンもけっこう気に入ってます。左の肉は鴨ロース。塩、胡椒でマリネして味をのせておいてから香味野菜、ワインといっしょに蒸す……という予定だったのだが、マリネ不足でぜんぜん味が入ってなくちょっと失敗。蒸し加減はなかなかだっただけに残念。あ、そういえばこの写真、パテにコルニション添えるの忘れてますねえ。ちなみに写真は後日残りものを家で食べたときのもの。以下、同じです。

P1040965ここ数年パスタは何種類か準備して、好きなものを選んでもらえるようにしているのだが、今年もなかなかスムーズにはいかず来てくださったみなさんにはご迷惑をおかけしました。今年のイチ押しは、最近開発(笑)した、秋刀魚のスモークのアリッサ風味。写真は後日、あまった秋刀魚で作ったものだが、当日のせていたルッコラに代えて香菜をのせてみた。これはこれでなかなかいいかも。いずれにしても、エスニックな味にボジョレは以外とあうのでは?、というのが僕の意見。どうだろう。

P1040960前菜用の牡蠣を1kgぐらい買ったら、間が悪いことに同じ日に家人も牡蠣を1kgぐらい買って帰ってきた。それで牡蠣のパスタもすることにした。一昨年からは生意気にもパスタはメニューなど拵えてみなさんに選んでもらっている。一昨年はよめ子さんが素敵なメニューを描いてくださったのだが、去年しろに頼んでみたら……ううむ、みたいな感じだったので今年は自作。ところがこの牡蠣のパスタは、1kgもあまっている牡蠣どうしようか、まかないでカキフライ?、などと考えあぐねていたものを急遽パスタにということにしたので、メニューには載っていない。おもしろいのが、メニューには載っていないけどあります、というとみんなそれ頼むんだよね(笑)。自分たちだってレストランでそんなこといわれたらついつい頼んでしまうわけで、もちろん人様のことなど笑えないのだけど、そんなわけで人気のあった牡蠣パスタでした。うえにばらまいているのはピスタチオなんだけど、当日はここまでする精神的時間的余裕がなかったのが残念。ちょっとだけ写っているのは、Georges Dubœuf: Mâcon Villages Nouveau 2006。だいぶ昔、広島出身のT原がボジョレにあわせて牡蠣を山盛りもってきてくれたことがあった。それを出したらフランス人の悪友Bが、あのねぇ、かきにはねぇ、白の方がちょっといいんじゃないかって、と慌てて台所に飛んできたときもこれを飲んだ。懐かしいな(笑)。

P1040968P1040942先日いったイル・パッパラルドで食べた冷製のパスタを真似して作ったのがこのパスタ、マグロのタルタルのカペリーニ。軽く塩、胡椒しておいた鮪をアッシェしたエシャロット、ケイパーといっしょに叩いて、オリーヴ・オイルといっしょにカペリーニと合わせただけ。それが左の写真。ほんとは、イル・パッパラルドのは緑のソースがからめてあって、胡瓜かな、万願寺唐辛子かな、などと話していたのだが、そこまでするこれまた精神的時間的余裕なし。せっかく何皿か作ったのだから、来年みなさんによりおいしく食べていただこうともうちょっとがんばってみたのが右のヴァージョン。見た目にはわかりにくいが、カペリーニには魚だしに卵白で濃度をつけたソースがからめてある。マグロのタルタルにはバルサミコを加え、鶉の卵黄ものせ、ようはイメージ的にはネギトロ丼。僕的にはけっこうおいしかったのだけど、どうかな?(笑)

P1040949そして定番のヴォンゴレ・ロッソ。ビアンコもできますといったらビアンコでご注文の御仁もいらっしゃって、こちらとしてはなかなか楽しいヴォンゴレ。ちょっといいスーパーのふつうの浅蜊だったのだけど、後日あらためてうち用に作ってみたところ、ちゃんといいだしが出ていてくれたんではないかと。それにしても、ペペロンチーノ、ボロネーゼ、ヴォンゴレ、アマトリチアーナの「定番」陣はやっぱり毎年不人気です。写真左手のワインは、モメッサンのヴァンダンジュ。

P1040992同じく不信の定番陣からボロネーゼ。おいしいのにな〜(笑)。これも後日作りなおしたものだが、後ろのワインは当日いただいたDomaine de la Plaigne: Beaujolais Villages Primeur 2006。なかなかです。

P1040987さらに今年はリゾットも少しだけ。写真は、ちょこちょこ食べてる白子のグラタン。リゾットをしいて、ラタトゥイユと白子をのせ、アイオリ・ソースをかけてオーヴンに。アイオリは、くせが強いのと酸味が心地よいのとで気にいっているベルギーのものを使ったのだが、量も少ないので自家製も少々。正直白子やアイオリにはボジョレでは負けてしまうような部分も多々あるのだが、白子が生臭く感じられたりしないのは案外新鮮?

P1040953今年のメインは、シュークルートとポーピエットからお好きな方を選んでもらうというスタイル。どちらも煮込みにしたのは、あらかじめ作っておけるから、というはずだったのだが、みなさんがお集まりになるまでに完成できず、今年もやはり何人かの方には食べていただくことができず深く反省。写真は、何度も温めなおしたものを何日かあとに食べたときのものなので、キャベツがくたくたになっているけど、当日はもう少ししゃきっとしていた……はずなのだけど。嬉しかったのは、自家製の塩漬け豚バラ肉がなかなかいいだしを出してくれたこと。シュークルートの方はいろいろ紆余曲折があったのだけど、このプティ・サレだけが救いでした(笑)。シュークルートについてはまた後日。

P1040980P1040938そんなわけで、今年も山のようにボジョレが空きました。今年はデュブッフの定番三種に始まり、同じくデュブッフの今年からのキュヴェ(だよね?)、「シュプレーム」、モメッサン、パカレ、ラピエールの七種類を準備。パカレ、ラピエールは相変わらずおいしいし、シュプレームもなかなか。さらに今年初めて、M佳からのお土産として、パカレの別ヴァージョン、Philippe Pacalet: Beajolais Nouveau 2006(おなじみのものはVin de Primeurというキュヴェ)、そして、Château Cambon: Beaujolais Nouveau Cuvée Spéciale Sélectionne par Marcel Lapierre 2006をいただいたのだが、これらも秀逸。とくに後者は、糖度が低いかわりに、酸、タンニンがしっかりしており、とてもヌーヴォーとは思えない造り。なるほどこれなら料理にも合わせやすい。来年からはぜひともてに入れたいヌーヴォーです。そんなわけで、また今年も一年おいしいお酒が飲めますように!

|

« 第9講:割烹 点へ | トップページ | 寿がきや「屋台生まれの伝統の味 京都豚骨しょうゆラーメン」を食べる »

コメント

ぐはぁ~~~!(脱力)
見てるだけで胃酸でキリキリしてくる写真達ですねぇ。
相変わらず素晴らしい至高のパスタ群も勿論美味しそうですが、シュークルートの画像なんてホンマに目の毒です。。。ポーピエットも是非拝見したかったです。
この宴会に出席するだけの理由で一児帰国してもいいとさえと思えます。
>北は鎌倉、南は山口、西はフランス、スイスから
いつか、「そして東はアメリカから」と加えていただける日を夢見て!

投稿: よめ子 | 2006.12.02 04:50

たくさんの空ボトルですねぇ(笑)
来年は横浜から参上させていただく所存であります!

投稿: まつだ | 2006.12.02 09:46

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/113521/12824957

この記事へのトラックバック一覧です: 恒例、ボジョレ宴会:

» ルクルーゼ大好き♪ [ルクルーゼ大好き♪]
ルクルーゼ 実用性を備えたオシャレなデザインが魅力♪ ルクルーゼで素敵なキッチン!! ルクルーゼでオシャレにお料理しませんか? [続きを読む]

受信: 2006.12.02 19:08

« 第9講:割烹 点へ | トップページ | 寿がきや「屋台生まれの伝統の味 京都豚骨しょうゆラーメン」を食べる »