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2006.10.06

久しぶりに家で洋食

P1040650お客さんでもないのに家で洋食を食べるのは久しぶりである。久しぶりすぎてパスタ×2、肉×1のヘヴィー・メニューに家人も僕も耐えきれず、二日にまたがる大晩餐会になってしまった。満願全席かよ、みたいな(笑)。冗談はともかく、最初のパスタは先日僕が酔っぱらって自分の構想とはぜんぜん違うものを作ってしまった、あの秋刀魚のパスタである。今回はパスタはファルファッレ。ソースは前回の目論見のとおり、バターに、アンチョヴィ、そしてI+K夫妻からフランスのお土産にいただいたアリッサである。これが旨い! 貴重なものだとわかっているのに、いただいた二種類のどちらを使おうかと無意味に味見を繰りかえしてしまうぐらい旨い! 日本でも買えるチューブのアリッサなんて、このアリッサに比べたら味なんてないも同然。クスクスも一度気合いを入れてやってみねばと思う今日この頃。のっているのはマリネして焼いてさらにスモークした秋刀魚で、スモ−クしたものを前回からしばらくの間真空パックにして冷凍しておいたために、ちょっとぺちゃっとなってしまったのが残念。今回はちゃんとルッコラものせました。塩辛いものばかりが具なので、全体的に塩がきつくなってしまったのが失敗だが、組みあわせ的にはなかなかいいかと。色もネタも秋らしいし。アリッサの持ち味を十分に引きだせたかどうかは自信がないけれども、いつか秋刀魚のおいしいうちに、I+K夫妻にも食べていただきたいパスタである。

P1040652二つめのパスタは、キノコのクリーム・ソースのフェトゥチーネ。またベタなものをと云うなかれ。このパスタに入っている五種類のキノコ、たぶんほとんどが皆さんの知らない(そして僕も知らなかった)もの。その名も、クリフウセンタケ、ハナイグチ、オオツガタケ、サクラシメジ、ヌメリタケモドキ。ほらね?(笑)

P1040630で、何でこんなキノコがあるかというと、またしても吉田(仮)さんなんですね。先週の今日ぐらいに、お届け物があるんですけどとメイルをいただいたのだが、それがこれ。吉田(仮)さん自身も大のキノコ・フリーク、きっと断腸の思いで貴重なキノコをうちにもくださったに違いない。写真はいただいたそのときのもの。じつは先日の豚しゃぶのときにも少しだけいただいたのだが、ぜひ洋食でも食べてみたいと残しておいたのだ。初見(初食?)の食材だけど少しだけ感想を書いておこう。左上のクリフウセンタケ(吉田(仮)さんのメモには「クリノーセンタケ」とあったが、調べてみるとどうやら「クリフウセンタケ」らしい)と右上のオオツガタケ(うちでのコードネーム=プリンちゃん)は見かけもにているが、食べた感じもとても似ている。味なニュートラルで独特のぷりっ、ぽくっとした食感がよい。じっさい両方とも、フウセンタケ科フウセンタケ属のキノコなのだそうだ。右下のサクラシメジ(同、ピンクちゃん)は赤茸とも呼ばれるそうだ。独特の苦みがあるから下茹でして、とのことだったのだが、とくには気にならない程度の苦みである。写真では上の方に隠れながらぬるっと光っているハナイグチ(同、アクマくん)、下の方で毒々しい鱗模様を誇るヌメリタケモドキ(同、ゲロゲロくん)は、味にも独特のくせがありバターとの相性がいい。洋食に残しておいて正解!、という感じ。見分け方、使い方については吉田(仮)サンガメモを添えてくれていたのだけど、そのメモの中でアクマくんはなんと「詳細不明」されていた(笑)。おいしかったですよ、吉田(仮)さん。とくにヌメリタケモドキは食感も僕の好みにぴったりで、ぜひともまた食べてみたいキノコ。吉田(仮)さん、ほんとうにごちそうさま。ついついぜんぶいただいちゃいましたが、今度はぜひご一緒に!

P1040659さて、二日かけてようやく到達したメインは鴨。うちで鴨といえば、長い間、明治屋で買うフランス産のバルバリー種の鴨のフィレのことだった。冷凍とはいえ300g前後の1枚が1000円強で買え、味もそれなりということになれば重宝する。それを最近見かけなくなったと思っていたら、国内産の合鴨にかわって復活した。こちらもやはり冷凍で、値段も同じぐらい。ところが使い勝手がぜんぜん違う。今回のもののほうが火をしっかり通しても(というか今回は完全に火を通しすぎだ)柔らかいのだが、中までしっかり火が通っていても血のにおいがかなり気になる(僕は血の香りは好きなほうである)。そういう意味では、期せずして火を通しすぎて正解、だったのかもしれないが、ロゼでジャストじゃないのはちょっとさびしいかも。でも鴨ローストか作りやすいかな。付け合わせのリゾットもキノコ入り。その横に隠れて少しだけあるのもキノコのソテー。まさにキノコづくしの二日間でした。

P1040662二日をとおして飲んだワインは、Château Mouchet: Puisseguin Saint-Emilion 2003、Alfred Salbreux' Pernand-Vergelesses 2000。家人が成城石井で求めたものだが、どちらもなかなかに素晴らしい。値段を聞けばけっして安くはないのだが、中途半端なワインも多い価格帯だからあたりだと思う。ムシェのほうは、若いのに果実味がしっかり出ており重厚さ、重層性を前面に押し出したいかにも現代的な造り。ペルナン=ヴェルジュレスについては、以前にもあたりが多いと書いたが、今回も大当たり。前の前に飲んだ1erの97にも匹敵するおいしさ。ワインの色が示すとおり透明感のある果実味と心地よい酸味。緻密ではないが繊細。なかなかすてきなワインである。

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