« 腐乳[ふうるう]のこと | トップページ | 第6講:食堂へ »

2006.10.30

天使突抜第二次米飯強化計画(6)

P1040801もう10月も終わろうかという先日、いつも奥越産コシヒカリをお願いしている福井のお米屋さんに新米を頼んだ。去年の終わりぐらいから「米コンシャス」な生活が始まったけれど、それ以来いちばん楽しみにしていたイヴェントでもある。今回の新米はうちにとって精米器、羽釜などなどを買って初めての新米というだけでなく、コシヒカリにとっても誕生50年目の記念すべきコシヒカリである。そんな年に、コシヒカリが生まれた福井から送られてくる新米を食べられるというのは嬉しいことだ。考えてみれば、僕の家族は1981年に福井に引っ越して以来、このお米屋さんのコシヒカリを食べているから、僕はコシヒカリの50年のちょうど半分を、奥越のコシヒカリを食べて過ごしたことになる。

P1040787P1040779新米を炊く、食べる、というのは、あたりまえのことだが、昨日食べていた米ととれた時期にして丸一年間違う米を炊く、食べるということであり、収穫、脱穀が9月末だったとすれば、それ以降の時間が10分の1しか経っていない米を炊く、食べるということだから、何もかもが違う。水加減が違ったり、もちろん味が違ったり、というのは当然なのだが、今年初めて気がついたのはほんとうに米粒の色が違うということ。僕の母親は毎年秋、お米が新米に変わるたびに、味のことではなく「お米粒がほんとにぴかぴか」であることを強調していたが、今年初めて、これこそ米を炊く人の実感なのだと痛感した。写真では分かりにくいかもしれないが、ほんとうに米粒が光っているのだから、今までそれに気がつかなかった自分は何なのだと思わずにはいられない。ぴかぴかのお米がつやつやに炊きあがり(水加減はやはり失敗だったけれど)、ようやくいただきます。

P1040789おかずは何だったかといえば、ハンバーグ。ほんとは焼き魚に漬け物、味噌汁でしみじみ新米を味わう、なんてほうがよっぽど「らしい」のかもしれないけど、お肉をおかずにごーっと食べる新米もなかなか。ハンバーグはともかく、収穫祭だから、とわけのわからない理由でワインまで飲む。この日のワインはFrédéric Magnien: Vosne-Romané 2002。若いヴォーヌ=ロマネらしく嫌みではないタンニン、フレッシュな酸、上品な果実味がバランスよくまとまっていてとてもおいしい。収穫祭といえば、そろそろ、ですね。

P1040791気をよくして翌日は残りのハンバーグで弁当を作った。たまに家人に弁当を作るその「たま」のさらに何回に一回かは、家人の同僚のお嬢様にもうひとつ作ったりもするのだが、お嬢様は東京に帰り、その代わりに4月に一人、10月に一人新人が増えたのだそうだ。で、新米には新米弁当……コシヒカリを25年も食べているあいだに、僕も立派な中年になったということである。

|

« 腐乳[ふうるう]のこと | トップページ | 第6講:食堂へ »

コメント

新米にハンバーグ…というと昨日もポスコで話題にしましたが、人生初の腸炎はこのメニューの食べ過ぎでした(笑)新米の香りはたまりませんよね(^^)ついつい食べ過ぎてしまいます。

触発されて明日は我が家も新米を買ってきて鍋でもしようかと画策中です。ナスのぬか漬けもちょうどいい感じなので楽しみです。

投稿: あづぶぅ | 2006.11.04 20:10

ちょっとコメントが遅くなりましたが……というか、今日はお疲れ様(笑)。

その新米は食べましたか? うちは最初の5kgがもう終わりそうな勢い。天高く人肥ゆる秋です(笑)。そんなわけで新米米糠もちゃくちゃくとたまっているので、近々持参しますね。

投稿: manavic | 2006.11.09 23:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/113521/12490328

この記事へのトラックバック一覧です: 天使突抜第二次米飯強化計画(6):

« 腐乳[ふうるう]のこと | トップページ | 第6講:食堂へ »