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2006.06.15

冷ヤ汁ノススメ

冷や汁というのはほんとうは九州だったかの郷土料理だったかと思うが、うちでいう冷や汁というのは冷やし味噌汁のことである。乾物も入らないしごはんにかけるわけでもない。夏になるときまってこれを作る。前の晩に仕込んで冷蔵庫で冷やしておくのがよろしい。寝苦しい夜が明けたらよく冷えた冷や汁をいただく。器も冷やしておくとさらによろしい。

P1020578これはこの夏初めての冷や汁。初物といえば初物なのだから、夏らしくなすびと茗荷の赤だし。八丁味噌の少しだけ田舎風の麹味噌を足してある。犬さんがいわれるように味噌は薄目がよい。例えば弁当などは冷えてから食べるのだからと濃いめに味をつけるが、味噌汁は冷やすとかえって味噌くささがたってしまうから少し薄目がよいのである。

P1020599これは麦味噌は薩摩娘の眉毛ぐらい一本気なので、他の味噌を少し足して変化球にしてやるとおいしいと思う。

犬さんがいわれる「口から体に(腸を通らずに)ひろがっていくような感じ」というのはまさにその通り。喉が渇いているときに水を飲めば、ああからだが欲していたのだと思うのとまったく同じで、朝の味噌汁は一口すすればそれを体が欲していたのだとすぐわかる。とくに汗をかいたあとの夏の寝起きには、体が塩分を欲しているのだろう。怪しげな錠剤など飲むよりも味噌汁の一杯の方がどれだけ効くことか。ほんとうに体が「目覚める」のだ。通勤時間をぐったり過ごしている人、午前中は仕事にならないという人にはまさに「命の水」である。

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コメント

美しい写真でおいしそうです。下の写真の具はなんでしょうか。(薩摩味噌にあわせて、薩摩芋?)実は母が宮崎の出身なのですが、彼女は冷汁は嫌いなようで、作ってくれたことはありませんでした。この間でたクウネルで冷汁特集がしてあって、食べたいなあと思っていたところでした。manavic家のものとそれとは違うようですが、とりあえずmanavic家方式で試してみようと思いました。

…ところで、前回のコメントでわたしにとりついた辰巳先生、manavicさんにとりつきました?
では、後ほど。

投稿: 犬 | 2006.06.19 12:49

今日は所用につき僕は例の会には出席できず残念でした。

下の写真の味噌汁の具はお麩です。お麩も僕にとっては大人になってからおいしいなと思うようになった食べ物の一つです。

で、辰巳先生。もちろん辰巳芳子大先生のことですよね? 僕は「あなたのために—いのちを支えるスープ」からはいったので、ええもちろん、汁物を作るたびに辰巳先生の言葉が聞こえてきます。

投稿: manavic | 2006.06.19 23:14

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