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2006.03.03

拾弐日目

P1010216昨日、12日目も午前はホテルで仕事。午後から用務先へ。今週に入ってからは、あたっている資料を厳選しコピーをとっている。厳選、というのは、古書なのでおいそれとコピーをとることはできない。カウンターに預けて、本を傷めないよう上方からスキャンするような形で(ということになっているというだけで、コピーの光景を見たわけではない)コピーをとってもらわないといけない。それにかかる料金が、一冊あたりの手数料が£1.40、さらに1ページあたりのコピー代が£1。厳選しなくてはいけない値段。それもできあがりは翌日。たしかに300年前の本を、普通にべろっと広げてコピーグラスにおいて……というわけにはいかないのは考えてみればあたりまえのころ。昨日あたりから頼んでいたものがぼちぼちできあがってきている。写真は今回のお目当ての小説の第二版(1765)。手前の水彩画(水墨画みたい..)は物語の舞台となるお城のモデルになった城かと思われる。この絵は本にあとから貼りつけてあり、絵の下には手書きの書きこみがあるのだが、この本自体が著者の書斎にあったものなので、どうやら書きこみも著者自身の手によるものらしい。誰が書いたにせよ、「240年前の人が書いた字」なんて見ることはめったにないことである。

P1010215図書館の閲覧室は、セキュリティー上上着を脱いで入ることが義務づけられているためか、蔵書の保護のためか、暖かく乾燥している。一仕事終えると喉が渇く。そこでビール、と生きたいところだが、ここ数日はスミノフ・アイスを飲んでいる。帰りにスミノフ・アイスを買いにスーパーによると、表でおっちゃんが『Big Issue』を売っていた。日本でもそのまま、『ビッグイッシュー』の名で最近売っているホームレス自助の雑誌である。その存在を知りつつ日本では未だに買ったことのない僕だが、本家をひとつ買ってみるかということで一冊。£1.40。おつりはいらないし、ぐらいのつもりで£1.50を差しだすと、おっちゃんサンキューといいつつ迷わずポケットにしまってたなあ(笑)

P1010201P1010197ホテルで一息ついてから、ホテルのすぐそばのイタリアンに晩ごはんに。数日前から、表の看板に「SPECIALS ..... Osso Bucco」とあるのが気になっていたのだ。オッソ・ブッコ。骨付きのすね肉の煮込みのことだが、イタリア語のこの名前が「骨の穴」を意味することはあまりに有名。ゼラチン状になった穴の中の髄(ほんとに髄なのかな)をちゅるっと食べるのが旨いのだが、狂牛病騒ぎのせいか日本では最近とんとお目にかからない。ならイギリスで、という感じ。ここはパスタを前菜として、というのもやってくれる(量が少なくなり値段も£4.50均一)になるので、ヴォンゴレ・ロッソも。どちらもそこそこ美味しいのだが、オッソ・ブッコのつけあわせのマッシュポテトにはまいった。大きくわりと深い皿がマッシュポテトで満たされその中央にオッソ・ブッコが浮かんでいるかのように鎮座しているのだ。すごい量(笑) 食後にグラッパを飲む。こちらに来てから初めてのハードリカー。ホテルに帰ってから、お腹いっぱいになった時用に買っておいたサン・ペレグリーニョを。

P1010203この日のもう一つの買い物。往きに免税品店で買って持ちこんだタバコがなくなったので(想定外、タバコを吸えない図書館で過ごす時間が長いからと思ったのが甘かった)、やむなく近所でタバコを買う。ご存じの方も多いと思うがイギリスはみるみるうちにタバコの値段が上がり、今や£5を超える値段。1箱1000円! Smoking Killsって、こんな高くちゃ死ねるほど吸えないよ!

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