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2006.03.09

拾伍日目

P1010255さて、いよいよ滞在も最終日。この日は昼頃から美術館に出かけた。行った先はテイト・ブリテン(Tate Britain)。昔でいう「テートギャラリー」のことだが、2000年にテイト・モダンがオープンしてからはテイト・ブリテンと呼ばれるようになった(ちなみにリヴァプールとセントアイヴズにもテイトがある)。今回の調査の対象である作家は、18世紀後半のゴシック・リヴァイヴァルの先駆けのような人なのだが、その時期の絵画の展覧会(タイトルは「Gothic Nightmares」)をやっているというのだから行かないわけにはいかない。フューズリの「悪夢」(日本では「夢魔」と訳されていた気もするが、現代は「The Nightmare」である。今回調査している小説の僕が持っている版の表紙もこの絵である)を現物で見れるだけでも行かなくては。展覧会は展覧会で楽しかったのだが、何よりびっくりしたのは道中の出来事。ウエストミンスターで地下鉄を降り、何(十?)年かぶりに国会議事堂(ちなみにこの建物も様式的にはゴシック・リヴァイヴァルである)、ウエストミンスター寺院を見ながら美術館まで歩いたのだが(けっして近くはないのだが)、何とウエストミンスター寺院の横で日本人の知りあいにばったり。彼女は僕の大学時代のずいぶん下の後輩なのだが、聞けば今はスウェーデンの大学に留学中で、たまたま休みを利用してヨーロッパに来た日本人の友人(これまた後輩である)とロンドンを観光中とのこと。彼女もびっくりしていたが僕もびっくり。

P1010256美術館を出てから軽く昼ごはん。そういえばまだ食べていなかったと思い、近くのパブでフィッシュ・アンド・チップスを食べる。けっこう量が多いから、晩ごはんにひびかないかと心配。そう、この日は晩ごはんの約束があったのだ。

P1010130いったんホテルに戻ってから、支度をし晩ごはんに。今日の約束の相手は、けっこう長いことロンドンに住んでいる日本人の友人(彼女もサークルの後輩だ)。ロンドンに来てから何冊かグルメ・ガイド的なものを買って読んでみたところ、どうやら僕のホテルの近所ではシャルロットストリートという通りが今ホット(笑)らしいということがわかった。ロンドンにはミシュランの三つ星が一つ、二つ星が数軒あるのだが、二つ星のうちの一軒もこの通り。幸い彼女と連絡がとれ、どこでごはん食べようかという話になったのだが、結局シャルロットストリートで合意。トッテナムコートロードの駅で待ち合わせる。

P1010328目をつけていた店の一つ、ミシュラン二つ星の「Pied à Terre」はさすがに予約していなかったので入れなかった。カードだけもらってバイバイ。さすが二つ星ともなるとカードも立派。それですぐ並びの「Elena's L'Etoile」に。ちょっと古くさい感じが嬉しい古典的なビストロである。僕は前菜にグリーン・アスパラガスのソース・オランデーズ、メインはスズキ。こちらに来て初めて焼魚(?)を食べた。ワインは作り手の名を忘れてしまったのだが、Chorey-les-Beauneの'03。しっかり果実味が出ていてなかなかいい。けっこう遅くまでつきあってもらい、たくさん飲んでたくさん話した。ホテルに戻り即ベッドへ。

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