« さて、一日目 | トップページ | 二度目のホルモン千葉【三条木屋町上がる一筋目西入る南側】 »

2006.02.19

天使突抜第一次米飯強化計画(6)

P1010021プロジェクトスタートから一ヶ月、ロンドンに来てしまってはしばらくは米も炊けないのでその前にまとめを、と思っていたのだがそれを書く暇もないままこちらに来てしまった。この一ヶ月でほぼ10kg近くの玄米を精米して食べてみた。10kgの玄米を精米して9kg、一合150gとして60合。二人が一ヶ月に食べる量としてはちっとも多いこともないが、それでもよく米炊いたなという感じ。うちは平均すると一回に炊く米の量は1.5合だから40回ぐらい米を炊いた計算になるが、今まで以上にあれこれ気を遣いながら米を炊いてみていろんなことがわかった。とはいえ、気がついたことは折に触れここでも書いてきたのであらためて書くことはあまり残っていない。なので以下の雑談をまとめに代えることにしよう。

DSCF0250七分づきと五分づき、という話はすでに書いたが、三分づきもじつはちょっとだけ試している。三分づきだと写真のとおり色もだいぶ玄米に近い。なぜ最近まで三分づきを試さなかったかというとちょっと話が長くなる。僕が初めて玄米やら五穀米やらを白米に混ぜて食べ出したときに、それを昭和一ケタ生まれの母親に話すと、わたしはそんなのいや、麦だの稗だの混ぜるなんて、白いお米が一番、というのである。戦時中の白米が食べたくても食べられないころに代用食(と彼女はいう)として他の穀物(母は満州育ちだからコウリャンも食べていたのだそうだ)を食べていた母にとっては、白米に好きこのんで雑穀を混ぜるなんて、ということだったのだと思う。「白いお米」というのは戦後の日本の価値観を象徴するフレーズである。それが日本人の食生活にどれほどの影響を与えてきたかはわからないが、日本のお米が、白米として炊いておいしいこと、を目標に進化してきたことは間違いがない。こっちは米の旨味を最大限に生かす食べたい食べ方をしたい、白米で食べて美味しい米であれば分づきで食べたらもっと美味しいはず、などと勝手に考えているが、それはじつは最近の食をめぐる言説に踊らされているだけのことであって、お百姓さんのなかにも、こちとらせっかく旨い米を作ってるのによぉ、と思っていらっしゃる方だっているかもしれない。少なくとも、馬鹿げた「ナチュラル」指向のあおりで「精米」までが人為的な、つまり自然に反する「悪い」操作であるかのように考えるのは馬鹿げたことだ。そんな意味で僕は、白米=美味しいお米という価値観のあくまで延長線上で分づきの米を試してみたいと思っていた。話が長くなったが、それで三分づきに至るまでにはだいぶ時間がかかった、ということだ。

DSCF0253いろいろえらそうなことを書いたが、今回三分づきを試したのは、カレーと一緒に食べたかったから、というそれだけの理由である。以前にも書いたことがあるが、京都にはDiDiというカレー屋さんがあって、そこでは玄米を選ぶことができる。近くに住んでいたころはしょっちゅう行ったものだった。ナチュラル、オーガニックといったものがここの一つのウリなのだが、それが表層的でないから魅力を感じる。それを僕に印象づけたエピソードはこんなところに書いたらお店の人に迷惑がかかりかねないので書かないけれど、ほんとうに昔の田舎の人が美味しいカレーを作っているかのようなお店である。街中で「オーガニック」でぼろ儲けをしているような連中と一緒にしてはけっしていけない。でまあ、そこの玄米カレーを思いだしつつ三分づきでカレーを食べてみた。カレーのごはんにするというのは、ごはんそのものの味を味わうという点にかんしては正しいごはんの食べ方とはいえないのかもしれないが、それでもやっぱり美味しかった。

DSCF0211もう一つ余談。みなさん、玉子かけごはんって食べますか? どんな玉子かけごはん食べてますか? 僕は百万遍PCのマスター、I氏に玉子かけごはん(そのときは何とイクラまでのっていた!)を作ってもらってからというもの、いつもこのスタイル。ようは玉子のこしをきっちり切るぐらいに混ぜてからごはんにかけるというだけのことなのだが、これが旨い。写真には写っていないがわさびを添えるとさらに◎。こしの切れてない卵の白身をじゅる、っとか、崩したてのどろっとした黄身と一緒にごはんを……、とかももちろんいいのだが、とりあえずはおすすめ。

DSCF0281ついでにもう一つ。みなさん、ごはんって冷凍しはりますか? 僕はときどきしたりします。これもI氏に教えてもらった(でもみんなわりと知ってる)ことなんだけど、炊きたてのうちにぴっちりラップをして、そのまま冷まして冷凍すると解凍してもけっこう美味しく食べることができる。もちろん炊きたてが一番美味しいことには変わりなく、精米機買ってからは冷凍なんてほとんどせず、だったのだけど、日本を発つ前にカジンに精米の仕方とかわかってる?、と聞いたら、もういい、外食するという返事だったので、ちょっと心配になって何食分か冷凍してみた次第。やれやれ(笑)

そんなわけで、続きはまた帰国後に。

|

« さて、一日目 | トップページ | 二度目のホルモン千葉【三条木屋町上がる一筋目西入る南側】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/113521/8740628

この記事へのトラックバック一覧です: 天使突抜第一次米飯強化計画(6):

« さて、一日目 | トップページ | 二度目のホルモン千葉【三条木屋町上がる一筋目西入る南側】 »