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2005.09.19

久しぶりに菫【四条木屋町下がる東側】にいった

CIMG1462CIMG1461一昨日。夜は「菫」さんへ。ここでは(ここでも?)いつも最初はシャンパンを飲むのだが、電話をかけていってみるとテーブルにすでにシャンパングラスがセットされている。僕なんかそんなしょっちゅうこの店に来れるわけでもないし、そんなにたくさんお金を使うわけでもないのに、そんなことまで覚えていただいて、というのが正直いうとすごく嬉しい。席に座ると「今日も泡からでいい?」。じゃあ、ということで、ボワゼルの'96から。料理の方は、これは今回初めての試みだったのだが、ア・ラ・カルトで。前菜は左上から時計回りに腸詰め、トマト、山芋、秋刀魚、帆立。帆立は乾物を戻したものだと思うのだが、このあたりがすっごく旨い。続いてクラゲ。ここのクラゲは身が分厚く太くぶりんぶりん。それを久しぶりに食べてみたかったのである。今回は野菜とあえた状態で。野菜は茄子、チシャトウ、ズイキなど。よくもこれだけ食感の面白い食材を集めたものだと感動。もう一つ、ボワゼルは香りは非常に豊かなのに対して飲み口はすっきりしている。これが中華の酸っぱい前菜とじつによくあう。料理の酸がワインとぶつかったりしないのである。

CIMG1465CIMG1463このあたりでワインはトスカーナに。で、料理の続き。まずはスズキのマスタード・ソース。オーストラリア産の大小二種類のマスタードが使われている。マスタード・ソースといっても例えばフランス料理のそれとはだいぶ違って、マスタードがそれほど自己主張をしているわけではない。マスタードの「実」は自己主張をしているが、酸味が立っていたりということはないのだ。芥子の実入りのソース、といった感じ。そして、ワタリガニの卵入り燕のスープ。これまたとってもおいしいのだが、さすがに繊細な味なのであとから飲んだヴォルネーの方がよかったかも。

CIMG1468CIMG1466そして酢豚。山芋が入っているのが面白い。僕がロースで作る軟弱な酢豚とは違い、やはりモモ肉。だから噛むとじゅわっと味がしみだすし、写真のように若干平べったく切ってあるから(そしてもちろんジャストの火加減なので)固いという気はぜんぜんしない。麻婆豆腐は絹ごしの豆腐で炸醤肉多め。四川風で山椒、辣油がよくきいている。大きめに切られた豆腐に肉味噌をごぼっとのせて食べる、というイメージかな。

CIMG1471ごはんのシメには担々麺。汁ありは汁ありなのだが、汁が少なくて濃いので、現物はだいぶ違っても食べる体験としては汁なし担々麺にとても近い。味も濃厚で美味。ちょっと太めで縮れた麺も面白い。

CIMG1469ワインは、トスカーナと書いていた方がPodere San Luigi: San Luigi IGT Toscana 1998。サンジョヴェーゼ主体で、カベルネ・ソーヴィニョンがこのヴィンテージだと15%混ざっている。サンジョヴェーゼの果実味が強く、さらにそれにカベルネが骨格を与えている、というサンジョヴェーゼ=カベルネ混醸の典型的なスタイルだと思う。しかしサンジョヴェーゼ=カベルネでいつも不思議に思うのは……と書き出すと長くなりそうなのでこの話はまた今度。もう一本はLa Pousse d'Or: Volnay 1997。タンニン、酸がまだけっこう強くしっかりとした印象。茎やぶどうの皮を思わせる香りも。あとに麻婆豆腐が控えていたのでこれにして正解。久しぶりにこういう上品かつしっかりとした造りのボーヌのピノを飲んだ気がする。

そういうわけで、今回もごちそうさまでした!

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