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2005.08.14

バッサーノ・デル・グラッパ【烏丸仏光寺東入る南側】にいってみた

まだまだやらねばならない仕事は残っているんだけど、一昨日でいろいろと一段落ついたので、昨日は久しぶりに開放感のある土曜日。そんなわけでこれまた久しぶりにランチに出かけた。

「バッサーノ・デル・グラッパ」Bassano del Grappaは比較的最近オープンしたイタリア料理店である。ランチコースは三種類。内容に惹かれ、ついつい一番高い「シェフのおまかせコース」(〔¥5000〕)をたのんでしまう。基本的には前菜、パスタ、魚、肉の四皿。前菜はコチのサラダ仕立て。コチのこりっとした食感がいいし、セロリの葉、軸、三つ葉などの香りのする野菜が上手に組みあわせられているのもよい。たとえ前菜の小さな一皿でも最後まで飽きずに食べることができるというのは嬉しいことである。パスタはウニとクレソンとピーナッツ・スプラウトのフェデリーニ(じつはこれに惹かれてこのコースを選んだ)。ウニは軽く火のとおった状態で入っている。これが旨い。ピーナッツ・スプラウトというのは、ようはピーナッツのモヤシ。食感が面白く、でもモヤシのようにはにおいが気にならない、ということなのだと思う。魚はハモをグリルしたものと万願寺唐辛子のソース。この万願寺のピュレ(冷たい)がなかなかいい。キュウリのピュレともパプリカのピュレとも違った、フレッシュで清涼感のあふれるテイストなのだ。メインは鴨のグリル。備長炭の炭火で焼くというのがここのスタイルらしいのだが、片面からじっくり焼かれたらしいこの鴨、きれいなセニャンに仕上がっていた。ドルチェは無理をいってチーズにかえてもらう。四種のうち三種までがなぜかフランスチーズだったのだが、僕はぜんぜんかまわない。美味しかったのはとろとろのエポワス。最後にエスプレッソを頂く。

CIMG1048さて、ここからは苦言(笑)。まずヴォリュームの問題。たしかにメニューを選ぶときに「量はそんなに多くないですから」とあらかじめいわれていたのだが、大丸京都店、ルイ・ヴィトンから徒歩数分というロケーションを反映してか、全体的に量が少ない。それも満腹感の半分以上はパスタである。5000円のコースでメインのお肉がおつまみ程度の量というのはいかがなものか、というのが僕としては正直な感想。それからワイン。昨日飲んだのはCantina Terre de'Trinci: Sagrantino di Montefalco 1999。サグランティーノらしい果実味をもった申し分ない一本だったのだが、僕が頼んだのは、「アルナルド・カプライ」Arnaldo Capraiのサグランティーノ・ディ・モンテファルコ(メニューの上では、「Capri」の「モンテファルコ サグランティーノ」になってたけどね:笑)だ。ワインが出てきて、「これって……メニューのものとは作り手が違いますよねぇ?」と尋ねると、「ええ、そうなんですよぅ」ときたもんだ(笑)。イタリアワインはなあ、同じdenominazioneでも造り手によってだなあ、という話がしたいわけではない。ワインを売るなら売ってるワインにぐらい責任を持て、といったことを言うつもりもない。造り手が誰かという問題が重要でないと思うならば(実際僕だって旨ければそれでいい)、つまり造り手が違っていても客がそれを選んだ時点で告知するほどの大げさな話ではないと思うならば、たんに造り手をメニューに書かなければいいだけのことである。

苦言はほどほどに。僕は好きな味だった。それだけにいくつの小さなことがちょっと気になった、というだけのこと。ここで満足した僕の食欲は、次なる目標に向かうことになる。

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