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2005.06.10

クリアスープ系ラーメンの話:ラーメンやなぎ【東大路富永町南西角】

昨日(というか日が変わったので一昨日、8日)はその後いつものバーでちょろっと飲んで、まだ晩ごはんを食べていなかったと思い出し、祇園方面を徘徊。

朝五時までやっている「てんみん」という名のラーメン屋があるらしい。これを数日前から探しているのだけれどなかなか見つからない。もしや閉店?、とも思うのだが、昨日も住所を地図で探して出かけてみた。しかし結局見つからず。およそすべての京都のラーメン店を網羅しているのではないかと思われる某ホームページにもこの店の記述はなく途方にくれている。どなたかご存じの方がいらっしゃれば情報おまちしています。

それはともかくとして、お腹も空いたので「やなぎ」に。澄んだあっさりスープ(以下、クリアスープ、と呼ぶことにする)のラーメンだ。やなぎのクリアスープはあっさりなのにしっかりしている。旨味は十分で甘味すら感じるし、場所柄、あるいは時間的な問題もあるのだろうけれど、塩味、醤油味もしっかりしている。やや細めのストレート麺も少し堅めにゆであげられていて、麺をちゅるちゅるっとすすりながらスープを一口、というのがじつに旨いのだ。

もちろん、このようなキャラクターはやなぎだけのものではなく、旨いクリアスープ系ラーメンすべてに共通するものだろう。そしてまたクリア系共通の問題が、そう、化学調味料という問題だ。澄んだスープのあっさりラーメンを食べ終わり、ああ、おいしかった!、と思う間もなく口の中に化学調味料のあと味がこみあげてくる、という経験は誰にでもあるだろう。

僕はべつに化学調味料は嫌いじゃない。控えめに使ってあったらたぶん僕は気がつかないと思うし、ほんとにおいしいのなら、むしろそのために食後のぴりぴり感をがまんしたっていいと思う(ほんとにそれがおいしいのだったら、だけど)。やなぎは、一年ぐらい前に初めて出かけたときには化調のあと味が気になったが、最近はごくごく控えめ。これぐらいだったら十分許容範囲だと思うのだがどうだろう。

やなぎのことを書こうと思ったのにはわけがある。この10日間ほどで、クリア系の名作!、と思えるラーメンに何度かでくわしたのだ。最初に見つけたのが「みみお」(四条大和大路下がる西側)。居酒屋なのだが「高山ラーメン」を出しているお店(岐阜は長かったのに本場で高山ラーメンなるものを食べたことがないのが残念)。たぶん鶏ガラ×和風スープだと思うのだが、旨味が強く食べ進めるほどに麺とからみ◎。それから梅小路公園近く、「らぁめんつづら」(七条壬生川西入る北側)の「つづらのらぁめん」。澄んだ動物系(たぶん鶏ガラ)のスープに和風スープを合わせている。店内の貼り紙には、子どもから年配の方まで楽しめるラーメンを目指して、といったメッセージが書かれているが、その意気込みがラーメンに見事に反映されていると思う。そして、出町柳を上に行ったところにある「らーめんまあち」の「らーめん」。こちらはとんこつのクリアスープという変わり種である。とんこつゆえに独特のにおいがするが(ただしいわゆる「とんこつ臭い」というやつとは違う)、力作。麺もオーダーメイドに変わりがんばっておられる。やなぎは違うが、これら三店はどれもまだ新しい店なのだ。さらに、みみお、まあちのオーナーはいわゆる若手である。ラーメンの作り方(毎回の調理、というだけの意味ではなく)自体がすごい丁寧で、ラーメンに対する真摯さがラーメン自体に表れているのも共通点だ(口だけで愛情を語るのはたやすいことだ)。僕の場合ラーメン店には、進歩していくことよりもむしろ、「いつもの味」をいつまでも変わらず提供してくれることを知らずしらずのうちに期待してしまっているような気がするが、不思議とこの三店に対しては、これからもっと旨くなるのでは?、という期待感を感じる。京都式こってりラーメンに対するクリア系の静かな逆襲である。

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